2009年 04月 06日
お金は大切に使いましょう! |
無責任なコメントに答える
読者から次のようなコメントが入った。
「随分と長く、津和野の医療について取材されているようですが、今までの不具合をあげつらうばかりではいかがでしょうか。ご提案よろしくね。」
本紙は、今までの不具合をあげつらったのではない。真実を報じてきただけだ。多くの町民が、不自然極まりない今回の厚生連病院の倒産についてどれほどのことを知っていたのだろうか。多くの本紙の購読者が、本紙の報道によってようやく事の本質が見えてきたと言っている。
過去の不具合を無視して、新たな有効な提案ができるはずがない。不具合を生じさせた原因を徹底的に究明し、責任を明確にしてからでないと同じ失敗を繰り返すだけだ。このコメント主が津和野町民であったとしたら、なんとも無責任なコメントだ。
「写真は、厚生連病院経営に深く関わりのある面々。左からJA西いわみ農協長・橋本正嗣、須山理事長、中島町長、松浦副町長、薬師寺コンサルタント」
本紙の提案
しかし、これからの津和野の医療を守るための提案をしてほしい、というのなら提案する。
「医療」を人質にとって居直る連中を排除することだ。一時は不便も覚悟しなければならないかもしれないが、避けてはならないことだ。
いかにも新たな医療を担うといった体裁の「橘井堂」だが、中身は石西厚生連の計画倒産に加担した連中ばかりではないか。
保身のためなら、他人が苦しもうが、無駄に税金を投入しようが平気な連中だから、どうせ同じ愚行を繰り返すだろう。これでは何時まで経っても健全な医療は取り戻せないどころか衰退するばかりだ。
津和野が参考にすべきアドバイス
さて、いくらか事情は異なるが、「夕張市立総合病院への経営診断」、「夕張市立総合病院の経営改革に関する意見書」のなかには、今の津和野町が必要としている情報が多くある。
経営診断のなかに、病院組織の問題を明確にするために、全職員(パートを含めて)を対象に職員アンケートを実施しアンケート結果の分析をしているので紹介しておこう。(一部、固有名詞は削除している。)
・病院は組織として機能していない。
・病院としての方向性がない。人口減に対しての対応ができていない。
・病院長を始めとする幹部職員の経営感覚とリーダーシップが不足している。
・現場の意見がトップに伝わらない。病院の運営に反映されない。
・医師が不足している。技術レベルも低い医師が多い。
・現在いる医師が職員に対して独善的な態度を取ることも多い。
・患者の方々への接遇が不十分。
・病院が住民の信頼感を失っている。市民の多くは、市内の診療所や市外の病院を利用している。
・職員も病院の経営危機に対して、危機感が薄い。コスト感覚がない。職員間のコミュニケーションも少ない。
・勤務年数の長い人が強く、自由に物を言えない雰囲気がある。封建的な職場風土がある。現場の風通しが悪いため、若い職員がすぐ辞める。
・職員に問題を先送りする体質がある。問題解決も場当たり的で、計画的でない。
・病院の要となるべき事務も多くの職員が市長部局からのローテーションで、病院の経営については素人である。一時的な腰掛けという意識が強い。
・診療報酬請求漏れが多い、医療費の未払い患者をそのままにしている。
(以上、引用)
JA石西厚生連病院の元職員の皆さんの感想を聞きたいものだ。
この他にも、役所・住民と病院との関係、アドバイザーの基本的考え方など、参考になることがたくさん書いてある。町民の皆さんにも是非一読していただきたい。
このくらいのアドバイザーならお金を払っても惜しくはないのだが、退職金なしの年俸制を提案するようなお粗末なアドバイザーにはお金を払えない。良質な労働流動性の高い医師や看護師、医療技術者は、とても留められるはずのないアドバイスだ。
読者から次のようなコメントが入った。
「随分と長く、津和野の医療について取材されているようですが、今までの不具合をあげつらうばかりではいかがでしょうか。ご提案よろしくね。」
本紙は、今までの不具合をあげつらったのではない。真実を報じてきただけだ。多くの町民が、不自然極まりない今回の厚生連病院の倒産についてどれほどのことを知っていたのだろうか。多くの本紙の購読者が、本紙の報道によってようやく事の本質が見えてきたと言っている。
過去の不具合を無視して、新たな有効な提案ができるはずがない。不具合を生じさせた原因を徹底的に究明し、責任を明確にしてからでないと同じ失敗を繰り返すだけだ。このコメント主が津和野町民であったとしたら、なんとも無責任なコメントだ。
「写真は、厚生連病院経営に深く関わりのある面々。左からJA西いわみ農協長・橋本正嗣、須山理事長、中島町長、松浦副町長、薬師寺コンサルタント」
本紙の提案
しかし、これからの津和野の医療を守るための提案をしてほしい、というのなら提案する。
「医療」を人質にとって居直る連中を排除することだ。一時は不便も覚悟しなければならないかもしれないが、避けてはならないことだ。
いかにも新たな医療を担うといった体裁の「橘井堂」だが、中身は石西厚生連の計画倒産に加担した連中ばかりではないか。
保身のためなら、他人が苦しもうが、無駄に税金を投入しようが平気な連中だから、どうせ同じ愚行を繰り返すだろう。これでは何時まで経っても健全な医療は取り戻せないどころか衰退するばかりだ。
津和野が参考にすべきアドバイス
さて、いくらか事情は異なるが、「夕張市立総合病院への経営診断」、「夕張市立総合病院の経営改革に関する意見書」のなかには、今の津和野町が必要としている情報が多くある。
経営診断のなかに、病院組織の問題を明確にするために、全職員(パートを含めて)を対象に職員アンケートを実施しアンケート結果の分析をしているので紹介しておこう。(一部、固有名詞は削除している。)
・病院は組織として機能していない。
・病院としての方向性がない。人口減に対しての対応ができていない。
・病院長を始めとする幹部職員の経営感覚とリーダーシップが不足している。
・現場の意見がトップに伝わらない。病院の運営に反映されない。
・医師が不足している。技術レベルも低い医師が多い。
・現在いる医師が職員に対して独善的な態度を取ることも多い。
・患者の方々への接遇が不十分。
・病院が住民の信頼感を失っている。市民の多くは、市内の診療所や市外の病院を利用している。
・職員も病院の経営危機に対して、危機感が薄い。コスト感覚がない。職員間のコミュニケーションも少ない。
・勤務年数の長い人が強く、自由に物を言えない雰囲気がある。封建的な職場風土がある。現場の風通しが悪いため、若い職員がすぐ辞める。
・職員に問題を先送りする体質がある。問題解決も場当たり的で、計画的でない。
・病院の要となるべき事務も多くの職員が市長部局からのローテーションで、病院の経営については素人である。一時的な腰掛けという意識が強い。
・診療報酬請求漏れが多い、医療費の未払い患者をそのままにしている。
(以上、引用)
JA石西厚生連病院の元職員の皆さんの感想を聞きたいものだ。
この他にも、役所・住民と病院との関係、アドバイザーの基本的考え方など、参考になることがたくさん書いてある。町民の皆さんにも是非一読していただきたい。
このくらいのアドバイザーならお金を払っても惜しくはないのだが、退職金なしの年俸制を提案するようなお粗末なアドバイザーにはお金を払えない。良質な労働流動性の高い医師や看護師、医療技術者は、とても留められるはずのないアドバイスだ。
by nakayama-yutaka
| 2009-04-06 00:52
| 津和野厚生連病院破産
|
Comments(0)