2009年 03月 21日
津和野ホテルオープン |
津和野ホテルがオープン
今月16日、津和野町寺田に「津和野ホテル」がオープンした。感謝グループのベネフィットホテル(福山市)が、閉館したホテルを買い取り全面改装を終えた。
4年前に閉鎖された津和野町寺田のホテルが新しい経営者を迎え、洋間主体に個室50室を備えた「感謝グループ津和野ホテル」として18日に開業した。
宿泊客の減少に悩まされている地元関係者は、「個人客が泊まりやすくなる」、「大人数の団体も呼べる」などと歓迎し、観光地・津和野の“復権”に向け期待を寄せている。
国道9号から城下町に向かう北側入り口の高台にある。平成17年(2005)に閉館したスカイヒル津和野を昨年8月から改装していた。
年間約100万人の観光客が訪れる津和野だが、昭和59年(1984)年に約11万5000人いた年間宿泊客は年々減り、07年には約2万4000人に激減。滞在時間の短いツアー観光が主流になった影響が大きいが、プライバシーを重視する傾向となり、個室宿泊を望む客が増え、民宿・旅館主体の津和野の旧来のスタイルだけでは時代に合わなくなったとの指摘もある。津和野ホテルの前身で、唯一の個室主体のホテルだった「ホテルスカイヒル津和野」の閉鎖は、その点でも痛手だった。
今回、ホテルを再生させた「感謝グループ」(広島県福山市)は、広島、岡山で「ベネフィットホテル」を展開。津和野ホテルでは1人1室5900円とビジネスホテル並みの料金ながら、蒸し風呂などの新設備を取り入れ、癒やしのリゾートを目指している。
無能な経営者が町を滅ぼす!
昨年の10月に、フランス人が日本を旅行するためのガイドブック「Guide Bleu Japon(ギッド・ブルー・ジャポン)」が、フランスのHACHETTE(アシェット)社から発行された。このなかで、全国で26か所しかない最高評価の「三ツ星」に津和野が入った。
また、今月16日にフランスで発売された旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にも、一つ星ではあるが、石見銀山、松江城などとともに高い評価を得ている。
しかし、津和野町のホームページにはこれに関する記事はまったく見当たらない。国内の集客が振わなければインバウンド(海外から日本への観光客)の開発には強い追い風が吹いているのに、何の対策もない。
町内には、改めて説明する必要もない「森鴎外記念館」 「安野光雅美術館」をはじめ、 「葛飾北斎美術館」、「世界有数のアンティークドール、アンティークレースのコレクション「板橋アンティークドール美術館の他にも、西周(にしあまね)を筆頭に津和野が輩出した多くの偉人たちにゆかりの遺品を集めた施設などがある。
他の小さな山間の自治体には類例のない多くの貴重な宝、観光資源がぎっしり詰まっている。これの活用もできない「自治体経営者」は無能としか言いようがない。
今月16日、津和野町寺田に「津和野ホテル」がオープンした。感謝グループのベネフィットホテル(福山市)が、閉館したホテルを買い取り全面改装を終えた。
4年前に閉鎖された津和野町寺田のホテルが新しい経営者を迎え、洋間主体に個室50室を備えた「感謝グループ津和野ホテル」として18日に開業した。
宿泊客の減少に悩まされている地元関係者は、「個人客が泊まりやすくなる」、「大人数の団体も呼べる」などと歓迎し、観光地・津和野の“復権”に向け期待を寄せている。
国道9号から城下町に向かう北側入り口の高台にある。平成17年(2005)に閉館したスカイヒル津和野を昨年8月から改装していた。
年間約100万人の観光客が訪れる津和野だが、昭和59年(1984)年に約11万5000人いた年間宿泊客は年々減り、07年には約2万4000人に激減。滞在時間の短いツアー観光が主流になった影響が大きいが、プライバシーを重視する傾向となり、個室宿泊を望む客が増え、民宿・旅館主体の津和野の旧来のスタイルだけでは時代に合わなくなったとの指摘もある。津和野ホテルの前身で、唯一の個室主体のホテルだった「ホテルスカイヒル津和野」の閉鎖は、その点でも痛手だった。
今回、ホテルを再生させた「感謝グループ」(広島県福山市)は、広島、岡山で「ベネフィットホテル」を展開。津和野ホテルでは1人1室5900円とビジネスホテル並みの料金ながら、蒸し風呂などの新設備を取り入れ、癒やしのリゾートを目指している。
無能な経営者が町を滅ぼす!
昨年の10月に、フランス人が日本を旅行するためのガイドブック「Guide Bleu Japon(ギッド・ブルー・ジャポン)」が、フランスのHACHETTE(アシェット)社から発行された。このなかで、全国で26か所しかない最高評価の「三ツ星」に津和野が入った。
また、今月16日にフランスで発売された旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にも、一つ星ではあるが、石見銀山、松江城などとともに高い評価を得ている。
しかし、津和野町のホームページにはこれに関する記事はまったく見当たらない。国内の集客が振わなければインバウンド(海外から日本への観光客)の開発には強い追い風が吹いているのに、何の対策もない。
町内には、改めて説明する必要もない「森鴎外記念館」 「安野光雅美術館」をはじめ、 「葛飾北斎美術館」、「世界有数のアンティークドール、アンティークレースのコレクション「板橋アンティークドール美術館の他にも、西周(にしあまね)を筆頭に津和野が輩出した多くの偉人たちにゆかりの遺品を集めた施設などがある。
他の小さな山間の自治体には類例のない多くの貴重な宝、観光資源がぎっしり詰まっている。これの活用もできない「自治体経営者」は無能としか言いようがない。
by nakayama-yutaka
| 2009-03-21 00:04
| ノンカテゴリ
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Comments(2)
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by
津和野の蛙
at 2009-03-21 00:24
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津和野はもうどこかの国のようになって「ごね得」や「ズル」をしている住人達が蔓延っている。そんな人達が威張っていられるのは「変」だ。
税金(固定資産税、町民税etc)だって本当に正しい算定をしているのか・・・例えば経営の苦しい会社はまず役員が報酬を減額し(米のAIGトップの報酬は1ドルだってさ!)いろんな企業努力の果てに「価格改定」を考える。いきなり商品の値上げはしない。毎年「なぜこんな額になるんだ!」と思いつつ自分は町民だ、「義務」は果たさないと「権利」は行使できない。ただ、津和野はなんと税金滞納が多い事!それも長年!それも会社経営者!彼らは「無い袖は振れない」と開き直って「ごね得」している輩もいる。そんな輩が町内会の役員だと?また彼らの票欲しさにそういう卑怯者の味方?をする議員もいる。いずれ彼らのような「ダニ」が津和野の遺産を食い潰すのであろうかと思うと・・・
善悪をはっきり発言できない「変」な町だ。もし言ったなら徹底的に潰される。だから出来る人がいなくなってしまうのではないだろうか?
税金(固定資産税、町民税etc)だって本当に正しい算定をしているのか・・・例えば経営の苦しい会社はまず役員が報酬を減額し(米のAIGトップの報酬は1ドルだってさ!)いろんな企業努力の果てに「価格改定」を考える。いきなり商品の値上げはしない。毎年「なぜこんな額になるんだ!」と思いつつ自分は町民だ、「義務」は果たさないと「権利」は行使できない。ただ、津和野はなんと税金滞納が多い事!それも長年!それも会社経営者!彼らは「無い袖は振れない」と開き直って「ごね得」している輩もいる。そんな輩が町内会の役員だと?また彼らの票欲しさにそういう卑怯者の味方?をする議員もいる。いずれ彼らのような「ダニ」が津和野の遺産を食い潰すのであろうかと思うと・・・
善悪をはっきり発言できない「変」な町だ。もし言ったなら徹底的に潰される。だから出来る人がいなくなってしまうのではないだろうか?
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nakayama-yutaka at 2009-03-21 11:19
津和野の蛙さん 率直かつ貴重なコメントをいただき、ありがとうございます。
先人たちが苦労して作り上げた「津和野」の貴重な遺産を食い潰すだけの無能な行政の実態は、これまでの取材を通じて実感しています。
しかし、若い役人のなかにはかなり有能な人材もいますから、彼らの能力が活かされるような体制に変えていけば、無能な為政者とツルんで「ゴネ得」や「ズル」をしている連中の駆逐もできると思います。
本紙の報道が、その一助になればと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
先人たちが苦労して作り上げた「津和野」の貴重な遺産を食い潰すだけの無能な行政の実態は、これまでの取材を通じて実感しています。
しかし、若い役人のなかにはかなり有能な人材もいますから、彼らの能力が活かされるような体制に変えていけば、無能な為政者とツルんで「ゴネ得」や「ズル」をしている連中の駆逐もできると思います。
本紙の報道が、その一助になればと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。