2008年 12月 03日
幹部職員の辞任 |
続、市幹部職員の退職
公務員の節操はどこにあるのか?
先日、市役所に取材に行くと、何時もこのブログを読んでいるという職員が、「先日の、幹部職員の退職の記事に全く同感です。」と、声をかけてくれた。
彼が言うには、現在の総務部長の前任者は、定年を翌年に迎える10月に辞任したのだが、「自分が執行できない予算を組んで辞任するという無責任なことはできない。来年度、予算執行する人が予算を組むのが当然だから、9月議会が終わった段階で辞める。」と語っていたらしい。
9月議会では「決算承認」を行う。
執行部の中枢にいる部長が、自分が編成に深く関与し、自分が執行してきた予算の評価を議会が行う。そして、承認するかどうかを決める。だから、9月議会の決算が承認された段階が一つの区切りとなる。その後、一ヶ月月かけて引き継ぎを行い、10月に辞めるというのは理に適ったことなのである。以前は、こうして公務員としての筋を通す人材もいたのだが、最近は貴重種となってしまったようだ。
総務部長も頭が痛い。体調の悪いなかでの職務続行。副市長は不在の上に、市長は新米でしかもこれもほとんど庁舎にはいない。後任も決まらない。議会と庁内では不評の市長をかばっているがいつまでも持ちこたえられないだろう。
形だけの人材育成計画はあっても全く機能せず、場違いな年功序列を繰り返してきた結果が、こうした公務員としての基本的な倫理観すら欠如した幹部職員を生み出した。しかも、高度な専門的知識が必要な部署にすら素人が居座っている。
当然、このような連中は例年通り、前例通りの仕事をするのが精一杯だから、時代の流れの速さやも分らず、流れの向う方向も読めない。こんな連中に財政再建も行政改革もできるはずがない。しかも、、来年3月にいなくなる連中に、全身全霊を打ち込んで、将来を見通した予算など組めるはずがないではないか。
逃げ出すネズミに食わせる餌はない!
しかし、これまで多くの市役所の幹部職員に幾度となく取材を行っているが、きちんと筋道の通った対応ができる者は非常に少ない。その場その場での言い訳しかできない。それが後に自ら墓穴を掘ることになるケースがほとんどだ。近年、人材育成も行わず、後先も考えないで年が達していれば素人でも要職に据えるのだから無理もないが、問題の解決能力は極めて乏しい。
そうした幹部職員の下で幹部職員教育ができるはずもなく、益々レベルが低下しているのが益田市の実態だ。
無知・無責任な幹部職員の早期辞任は歓迎だが、後釜に同じような人材を据えれば何の意味もない。しかし、これまで通りの「年の順人事」なら、あまり明るい展望は開けない。この際、思いきって能力のある若手の抜擢も必要だろう。また、専門的なポジションについては、求められる能力・資格を持った人材を外部から登用すると言った手段も検討すべきだろう。
何れにしても、沈没しかけている船から、自分だけコソコソ逃げだそうという連中が、逃げ出す直前まで残り少ない船内の食糧を食い続けることだけは阻止しなければならない。ただただ居座るだけで、200万円を軽く超える食糧が消えていく。
公務員の節操はどこにあるのか?
先日、市役所に取材に行くと、何時もこのブログを読んでいるという職員が、「先日の、幹部職員の退職の記事に全く同感です。」と、声をかけてくれた。
彼が言うには、現在の総務部長の前任者は、定年を翌年に迎える10月に辞任したのだが、「自分が執行できない予算を組んで辞任するという無責任なことはできない。来年度、予算執行する人が予算を組むのが当然だから、9月議会が終わった段階で辞める。」と語っていたらしい。
9月議会では「決算承認」を行う。
執行部の中枢にいる部長が、自分が編成に深く関与し、自分が執行してきた予算の評価を議会が行う。そして、承認するかどうかを決める。だから、9月議会の決算が承認された段階が一つの区切りとなる。その後、一ヶ月月かけて引き継ぎを行い、10月に辞めるというのは理に適ったことなのである。以前は、こうして公務員としての筋を通す人材もいたのだが、最近は貴重種となってしまったようだ。
総務部長も頭が痛い。体調の悪いなかでの職務続行。副市長は不在の上に、市長は新米でしかもこれもほとんど庁舎にはいない。後任も決まらない。議会と庁内では不評の市長をかばっているがいつまでも持ちこたえられないだろう。
形だけの人材育成計画はあっても全く機能せず、場違いな年功序列を繰り返してきた結果が、こうした公務員としての基本的な倫理観すら欠如した幹部職員を生み出した。しかも、高度な専門的知識が必要な部署にすら素人が居座っている。
当然、このような連中は例年通り、前例通りの仕事をするのが精一杯だから、時代の流れの速さやも分らず、流れの向う方向も読めない。こんな連中に財政再建も行政改革もできるはずがない。しかも、、来年3月にいなくなる連中に、全身全霊を打ち込んで、将来を見通した予算など組めるはずがないではないか。
逃げ出すネズミに食わせる餌はない!
しかし、これまで多くの市役所の幹部職員に幾度となく取材を行っているが、きちんと筋道の通った対応ができる者は非常に少ない。その場その場での言い訳しかできない。それが後に自ら墓穴を掘ることになるケースがほとんどだ。近年、人材育成も行わず、後先も考えないで年が達していれば素人でも要職に据えるのだから無理もないが、問題の解決能力は極めて乏しい。
そうした幹部職員の下で幹部職員教育ができるはずもなく、益々レベルが低下しているのが益田市の実態だ。
無知・無責任な幹部職員の早期辞任は歓迎だが、後釜に同じような人材を据えれば何の意味もない。しかし、これまで通りの「年の順人事」なら、あまり明るい展望は開けない。この際、思いきって能力のある若手の抜擢も必要だろう。また、専門的なポジションについては、求められる能力・資格を持った人材を外部から登用すると言った手段も検討すべきだろう。
何れにしても、沈没しかけている船から、自分だけコソコソ逃げだそうという連中が、逃げ出す直前まで残り少ない船内の食糧を食い続けることだけは阻止しなければならない。ただただ居座るだけで、200万円を軽く超える食糧が消えていく。
by nakayama-yutaka
| 2008-12-03 00:38
| ノンカテゴリ
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