2008年 04月 01日
4月8日取材日記 |
久し振りの好天、桜花爛漫すがすがしい天気のなか、本紙記者は8日、「高津川の環境を守る市民の会」会長に同行し、鹿足郡選出「中村 芳信」県議、「中谷勝」吉賀町長に、同会の活動の趣旨への理解、今後の協力を要請するため訪問した。
これで県議か?!(中村県議のインタビュー)
午前10時頃、中村芳信県議事務所を訪問。中村県議には初めてのインタビューである。
「松前先生(鹿足郡選出の元県議会議長)には何かとお世話になりました。中村先生にも変わらぬご厚誼を賜りたい。」と型通りの挨拶の後、名刺交換してインタビュー。
「本紙記者」 我々は高津川の自然環境を守る市民運動を展開しています。また、これに関連して益田市、鹿足郡住民の注目の的になっている「砒素問題」、それに伴う「高津川漁協」の対応について取材活動を行っているところです。
長沢トンネルの砒素問題は、本紙と「高津川の自然環境を守る会」がトンネル工事で出る掘削ズリを分析試験に出し、県土木に提出抗告したことで工事中断となりました。また、津和野町の新昭和トンネルを含め、県との協議経緯等を明確にしなかった前高津川漁協組合長は理事会の判断で辞任を迫られ、新組合長が就任したことはご存知ですか。
「中村県議」 承知しています。
「本紙記者」 ところで、松江市選出の「尾村利成県議」をご存じですか。
「中村県議」 知りません。
「本紙記者」 共産党所属の尾村利成県議ですが。
「中村県議」 知りません。
「本紙記者」 それでは、平成15年9月17日に同県議が一般質問で「グラントワ」の砒素問題を質したことを知っていますか。
「中村県議」 知らない。
「本紙記者」 現職の同僚議員も知らず、お膝元の「グラントワ」の砒素問題の経緯も知らないようでは私たちの市民運動も理解できないかもしれません。本紙の4月号を贈呈するので、読まれた後、私どもの活動にも少しは関心を示して願いたい。
「中村県議」 私なりの判断で解釈しておりますので、私に期待されても困ります。
「本紙記者」 住民の声に耳を傾けられて活動されることが県議としての使命と考えますので、ご理解いただきたい。また、お知恵を借りに寄せていただきますのでよろしくお願いします。
「中村県議」 来られても協力できるものは無いと思います。あなたの事は他で聞いておりますから。
「本紙記者」 初めて表敬訪問して、こんな県議の言葉には失望しました。もう来ることもないでしょう。
以上が中村県議との会談であった。
心強い言葉!(吉賀町長のインタビュー)
続いて、午前11時30分頃から吉賀町町長室で中谷勝吉賀町長にインタビュー。
本紙記者が中村県議に説明したように、本紙と「高津川の自然環境を守る会」の活動の趣旨を説明。
「中谷町長」 来庁いただき、ご苦労様です。趣旨は承知しました。頑張ってください。
「本紙記者」 ありがとうございます。ところで六日市町で公共工事があった際、砒素問題が噂に上がりましたが、ご存じないですか。
「中谷町長」 知りませんね。そんなことがあったのですか。
「本紙記者」 ご存じなければ結構です。現在、私どもも調査の段階ですから、またご報告します。お忙しいようですので失礼します。これを機会にいろいろ教えてください。
「中谷町長」 何時なりとお越しください。
以上が中谷町長との会談であった。
地元業者の本音
帰り道に以前から社長と面識のある数社の建設会社に立ち寄った。
「A社長」 公共工事も少なくなったが、私たちは行政の言われるままになるしかない。失敗すれば全て業者の責任。請負金額は行政の言いなり。大変ですよ。あなたたちの活動は理解できる。できる限りの協力はしたい。頑張ってください。
「B社長」 ブログを見ておりますよ。私はパソコンが不得手なので「益田タイムズ」の新しいブログ記事が出ておれば事務員にプリントしてもらって読んでいます。行政に対する私たちの不満を容赦なく追求してくれているので、楽しく読ませてもらっています。頑張ってください。
不誠実で非常識、礼儀知らずの認知症!
以上が本日面談した方たちの応対。コケにされたり励まされたりのインタビューであった。
それにしても中村県議の評判は以前から聞いてはいたが、噂以上の無能ぶりをモロに見せられ驚愕した。
島根県の将来もさることながら、選出された鹿足郡の将来をどう考えているのか、県議としての政治信条、活動状況などはどうなのか、確認しようと帰社して中村県議のホームページを探したがない。得られる情報といえば島根県議会のホームページに記載してある顔写真だけ。
それでも何か情報はないかと、津和野町、吉賀町の旧知の町会議員に電話して聞いたら、即座に「あれは町長と○建設のための県議だから貴方たちが期待しても腹が立つだけですよ。」と言われて二度びっくり!
二度にわたる無風選挙が議員を駄目にしたのか、それ以前のものなのかは定かではないが、高津川の自然環境を守る市民運動には、毒になっても薬にはならないことだけははっきりしたことが大きな収穫だった。
中村県議の尾村県議に関する反応はこのとおり。何年も議席を並べている同僚議員を、いかに共産党所属の議員とはいえ、知らないはずはあるまい。
普通、常識のある誠実な政治家なら、「無論存じ上げてはいるが、親交はない。」くらいは言うのが礼儀というものだ。
それに、島根県内の公共施設、しかも準地元の益田市で建設された「島根県芸術文化センター(グラントワ)」で、つい最近予期せぬ10億円以上の出費に関する質問を本会議で行った議員の質問も覚えていないなら、県議は元より町議も務まるまい、と言えば町議に失礼か。
不誠実で非常識、礼儀知らずの認知症気味の県議を、三度にわたって県議会に送り出すのだから、鹿足郡の住民もよほど人がよいのだろう。失業対策としか思えない。
百害あって一利なし!(失対事業に終止符を)
県議選挙は選挙区選挙だから、選挙区住民の利益を優先することは否定できない。
利権漁りの利益誘導のために地元に事業を引っ張ってきても、地元にはそれなりの経済波及効果はある。
しかし、こんな体たらくでは、地域住民全体の利益を守ることなどできないだろう。実際、自分の選挙区で起きている島根県の不手際が原因の砒素騒動について何も発言していない。
そうかかと言って、島根県全体の利益を考えるような議員なら、グラントワの砒素騒動で、業者の言うままに湯水のごとく使った税金のことを質問した議員のことを忘れるはずはない。確かに地元の○建設の御用聞きしかできないというのも納得できる話である。
長いものに巻かれたいのは人の常ではあるが、議員が何時も巻かれてばかりでは、住民の方はたまったものではない。島根県の場合、西部の県議が長いものに巻かれて喜ぶのは東部の住民だけだ。
本紙記者も、立場上これまで数多くの議員や議員候補に会ってきた。しかし、これほど幼稚で程度の低い議員と会ったことはない。これは何も含むところのない正直な感想だ。
ところで、県議の報酬は首長よりも高い。出庁日数も市町議員の月平均で6日、県議で8日程度。江戸時代の役人でも15日は勤めた。日当計算すれば市町議で5~6万円、県議では13~15万円にもなろう。
自分たちが食えなくなっているのに、役に立たない無駄飯喰いの失業対策をやっている場合ではない。
これで県議か?!(中村県議のインタビュー)
午前10時頃、中村芳信県議事務所を訪問。中村県議には初めてのインタビューである。
「松前先生(鹿足郡選出の元県議会議長)には何かとお世話になりました。中村先生にも変わらぬご厚誼を賜りたい。」と型通りの挨拶の後、名刺交換してインタビュー。
「本紙記者」 我々は高津川の自然環境を守る市民運動を展開しています。また、これに関連して益田市、鹿足郡住民の注目の的になっている「砒素問題」、それに伴う「高津川漁協」の対応について取材活動を行っているところです。
長沢トンネルの砒素問題は、本紙と「高津川の自然環境を守る会」がトンネル工事で出る掘削ズリを分析試験に出し、県土木に提出抗告したことで工事中断となりました。また、津和野町の新昭和トンネルを含め、県との協議経緯等を明確にしなかった前高津川漁協組合長は理事会の判断で辞任を迫られ、新組合長が就任したことはご存知ですか。
「中村県議」 承知しています。
「本紙記者」 ところで、松江市選出の「尾村利成県議」をご存じですか。
「中村県議」 知りません。
「本紙記者」 共産党所属の尾村利成県議ですが。
「中村県議」 知りません。
「本紙記者」 それでは、平成15年9月17日に同県議が一般質問で「グラントワ」の砒素問題を質したことを知っていますか。
「中村県議」 知らない。
「本紙記者」 現職の同僚議員も知らず、お膝元の「グラントワ」の砒素問題の経緯も知らないようでは私たちの市民運動も理解できないかもしれません。本紙の4月号を贈呈するので、読まれた後、私どもの活動にも少しは関心を示して願いたい。
「中村県議」 私なりの判断で解釈しておりますので、私に期待されても困ります。
「本紙記者」 住民の声に耳を傾けられて活動されることが県議としての使命と考えますので、ご理解いただきたい。また、お知恵を借りに寄せていただきますのでよろしくお願いします。
「中村県議」 来られても協力できるものは無いと思います。あなたの事は他で聞いておりますから。
「本紙記者」 初めて表敬訪問して、こんな県議の言葉には失望しました。もう来ることもないでしょう。
以上が中村県議との会談であった。
心強い言葉!(吉賀町長のインタビュー)
続いて、午前11時30分頃から吉賀町町長室で中谷勝吉賀町長にインタビュー。
本紙記者が中村県議に説明したように、本紙と「高津川の自然環境を守る会」の活動の趣旨を説明。
「中谷町長」 来庁いただき、ご苦労様です。趣旨は承知しました。頑張ってください。
「本紙記者」 ありがとうございます。ところで六日市町で公共工事があった際、砒素問題が噂に上がりましたが、ご存じないですか。
「中谷町長」 知りませんね。そんなことがあったのですか。
「本紙記者」 ご存じなければ結構です。現在、私どもも調査の段階ですから、またご報告します。お忙しいようですので失礼します。これを機会にいろいろ教えてください。
「中谷町長」 何時なりとお越しください。
以上が中谷町長との会談であった。
地元業者の本音
帰り道に以前から社長と面識のある数社の建設会社に立ち寄った。
「A社長」 公共工事も少なくなったが、私たちは行政の言われるままになるしかない。失敗すれば全て業者の責任。請負金額は行政の言いなり。大変ですよ。あなたたちの活動は理解できる。できる限りの協力はしたい。頑張ってください。
「B社長」 ブログを見ておりますよ。私はパソコンが不得手なので「益田タイムズ」の新しいブログ記事が出ておれば事務員にプリントしてもらって読んでいます。行政に対する私たちの不満を容赦なく追求してくれているので、楽しく読ませてもらっています。頑張ってください。
不誠実で非常識、礼儀知らずの認知症!
以上が本日面談した方たちの応対。コケにされたり励まされたりのインタビューであった。
それにしても中村県議の評判は以前から聞いてはいたが、噂以上の無能ぶりをモロに見せられ驚愕した。
島根県の将来もさることながら、選出された鹿足郡の将来をどう考えているのか、県議としての政治信条、活動状況などはどうなのか、確認しようと帰社して中村県議のホームページを探したがない。得られる情報といえば島根県議会のホームページに記載してある顔写真だけ。
それでも何か情報はないかと、津和野町、吉賀町の旧知の町会議員に電話して聞いたら、即座に「あれは町長と○建設のための県議だから貴方たちが期待しても腹が立つだけですよ。」と言われて二度びっくり!
二度にわたる無風選挙が議員を駄目にしたのか、それ以前のものなのかは定かではないが、高津川の自然環境を守る市民運動には、毒になっても薬にはならないことだけははっきりしたことが大きな収穫だった。
中村県議の尾村県議に関する反応はこのとおり。何年も議席を並べている同僚議員を、いかに共産党所属の議員とはいえ、知らないはずはあるまい。
普通、常識のある誠実な政治家なら、「無論存じ上げてはいるが、親交はない。」くらいは言うのが礼儀というものだ。
それに、島根県内の公共施設、しかも準地元の益田市で建設された「島根県芸術文化センター(グラントワ)」で、つい最近予期せぬ10億円以上の出費に関する質問を本会議で行った議員の質問も覚えていないなら、県議は元より町議も務まるまい、と言えば町議に失礼か。
不誠実で非常識、礼儀知らずの認知症気味の県議を、三度にわたって県議会に送り出すのだから、鹿足郡の住民もよほど人がよいのだろう。失業対策としか思えない。
百害あって一利なし!(失対事業に終止符を)
県議選挙は選挙区選挙だから、選挙区住民の利益を優先することは否定できない。
利権漁りの利益誘導のために地元に事業を引っ張ってきても、地元にはそれなりの経済波及効果はある。
しかし、こんな体たらくでは、地域住民全体の利益を守ることなどできないだろう。実際、自分の選挙区で起きている島根県の不手際が原因の砒素騒動について何も発言していない。
そうかかと言って、島根県全体の利益を考えるような議員なら、グラントワの砒素騒動で、業者の言うままに湯水のごとく使った税金のことを質問した議員のことを忘れるはずはない。確かに地元の○建設の御用聞きしかできないというのも納得できる話である。
長いものに巻かれたいのは人の常ではあるが、議員が何時も巻かれてばかりでは、住民の方はたまったものではない。島根県の場合、西部の県議が長いものに巻かれて喜ぶのは東部の住民だけだ。
本紙記者も、立場上これまで数多くの議員や議員候補に会ってきた。しかし、これほど幼稚で程度の低い議員と会ったことはない。これは何も含むところのない正直な感想だ。
ところで、県議の報酬は首長よりも高い。出庁日数も市町議員の月平均で6日、県議で8日程度。江戸時代の役人でも15日は勤めた。日当計算すれば市町議で5~6万円、県議では13~15万円にもなろう。
自分たちが食えなくなっているのに、役に立たない無駄飯喰いの失業対策をやっている場合ではない。
by nakayama-yutaka
| 2008-04-01 00:30
| 砒素騒動
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