益田市長選挙 |
選挙のいろは❸
選挙が変わった
以前までの選挙は、その選対や事務所の中に各種業界に強い人、公職選挙法を心得てる人、運動員を束ねてリーダーシップを取れる人、その地域の選挙状況がよくわかってる人、人望が厚い人など、各役割を持つ複数のメンバーがいないと選挙そのものが戦えないと言う状態が続いていた。
しかし今は、そのメンバーがいなくても選挙がよくわかっていて指導できる人が一人いれば、選挙が戦える状況になってきた。特に都市部ではそれが顕著に現れてきている。
しかし、益田市ではそうした選挙プロが少ない。選挙プロとは、10問質問して即時に8問回答できれば条件を満たすだろう。
要は、ミスをおかさず候補者と有権者を直接一本の糸でつなぐ作業を効率よく行った方が結果が良い。
当落は後援会活動で決まる
選挙運動の成否は後援会活動により大きく変わる。
選挙運動は選挙期間に限られ、市では7日間、さらに合法的にやれる事は街頭演説や遊説活動、法定ポスター・法定ビラ・法定ハガキ・選挙公報、電話による運動など両手の指で足りる程度。
それに比べ後援会は活動期間も、選挙の3~6ヶ月前、状況によっては1年くらい前から本格始動している事務所もある。(現職は通年の方もある)さらに、活動内容も講師を招いた講演会、勉強会、イベントなど様々なことがやれる。また、室内用ポスター・後援会報・リーフレット・顔写真入り名刺等印刷物の枚数、形体の制限もほとんど無く、ほぼ自由に制作できる。
このような活動を通して、自分の政治的な考えの周知や、知名度・好感度を高めることも充分可能。その結果、支持者も増える。ただ、事前運動にならないよう注意が必要。
いずれにしてもこれを活用しない手はない。
昔よく言われていた「当落は告示日には、ほぼ決まっている」というのはそういう意味だ。
知恵を絞り、工夫を凝らして後援会活動を行うことが、後に大きな力となる。