2014年 12月 21日
益田市議選 |
前回(2011年)市議選の予想と結果
(写真は再出馬議員、カーキ色は落選、写真なしは引退議員)
◇安達幾夫(71)③
中身はとうに消費期限切れだが、議長の椅子に未練が残るのか、最高齢での出馬を目論む。包装に期限が表示されていないので、気づかずにいる市民も少なくないが、役所の幹部職員上りが議員になって活躍した事例は聞いたことがない。活躍できる能力があれば、職員時代に発揮できたはずだが、失敗話は聞くものの活躍した話は聞いたことがない。益田駅前南北連絡橋の建設が悲願のようだが、七~八億円もかかるという建設費に見合う経済効果や利便性の向上など望むべくもないのは周知の事実。議会基本条例の立役者と胸を張るが、所詮は「サル真似条例」。議会の学芸会・八百長化は進んでいる。
◇井藤章雄(68)①
植木、領家の引退で突如として手を挙げ、社保庁の問題が盛り上がっている時に、市議出馬でもあるまいと批判もあったが、開けてみれば先輩・長谷川を抑えて初陣を飾った幸運な議員だ。保険料納付記録である「被保険者名簿」を完全に保管していない問題は議会で解決したのか。社保庁出先機関で長年勤め、市議になりその分野で社保・国保の取り扱いの遺漏を追求しようと一般質問はするが見当違いな質問に終始、横田にばら撒かれた「ヒ素問題」は一言も発言しない不思議な議員。
◇石田米冶(67)③
農民票、金融票、学校法人票等々、何でもござれ八方美人議員。今度は議長選に間隙をぬって出馬を模索するが他の会派を束ねるほどの力はないばかりか副を務める者が見当たらないようでは当分無理かもい。「きさらぎ会」も今では有名無実。須子票に期待するも地盤が違う。伸政会長を安達と争うが佐々木の方が古参になる。選挙区は高津になるが西益田とも隣接し、同地区には新人も多く出馬している。どれだけ食われるか不安材料を残す。
◇久保正典(63)④
匹見の山崎が引退して一人旅の安ど感はあるが、益田の票は流動が顕著。匹見票固めに奔走するが、匹見出身議員や、親戚のある議員もあり食い込みも懸念される。益田地区で浮いた票をどれだけ匹見地区で挽回できるかにかかっている。前回の票から見て苦戦候補の一人だがどんな戦術を取るか注目されている。高津川漁協の運営に危機感が増殖し、同流域住民の期待が寄せられている。市の支援をどこまで引き出すか注目されている。
◇亦賀統佳(62)新
地元の支持を固めて優位に集票活動を進めている。しかし、本人は初陣である。農協出身者は選挙に強いと言われているが、前回の中島守は思うような得票は得られなかった。亦賀は強いから回して欲しいと、地縁、親戚、職場関係を利用しての食い込みもある。本番になって選挙カーに乗って手を振っている間に戸別訪問される事を認識した管理選挙に徹すれば上位当選の望みもある。票の上滑りと食い込みという選挙の常套手段の対策が必至であろう。対抗馬のおうまいな態度に比べ実直さが評価されている。
◇松原義生(60)①
組織票と個人票で安泰かと思われる。自治労出身の山根・福原とはいくらか市民の側を向いた議員活動を展開しているのが評価されているのだろう。職員上りとはいいながら、古巣の不透明な入札にも切り込み、詰めの甘さは残るもののそれなりの成果は上げている。一般質問で、自治労の方針をそのままぶつけて、後は知らん顔の組合推薦議員とは一線を画す。さらに民間の未組織労働者へも目を向ければ、支持層は拡大するものと思われるが、
◇中島 守(58)①
前回は、県議選とのダブル運動で地元に浸透。選挙に精通している大型新人と評され登壇したが納得いかない得票との発言が顰蹙を買った。前々回出馬した中島啓冶票等、今回の動きが気になるが、西益田票は超激戦で期待薄。県議・宮隅の威光も薄らいだ。二期目のジンクスを乗り越えた独自の議員活動が期待される。今回も堀江、石田が起死回生の戦術で食いかかる楽勝は無かろう。
◇山根哲朗(57)③
頼みは平谷に恩を売った形の県議選での連合・民主票に期待だが、議会活動に疑問視する点が多い。「ゆず組合」問題、介護施設「春日荘」問題、経済委員長時の「三星橋違法通行問題」に対する市長の職権乱用問題に三星橋の設計書もないのにこれを援護するなど、懸念される議員資質は革新議員と自負しているが保守議員以上に右寄り思想は労組員からも懸念されている。市長から議会で「労組を向いているのか、市民を向いて質問しているのか」と揶揄され、傍聴者の顰蹙を買ったのは三月議会。
◇永見おしえ(56)②
天下御免の組織票をバックに、余裕で選挙戦を迎えられるが、その見返りに今日も会員のお世話に走り回っている。ホームページを持っている数少ない議員だが、たまの更新記事は公明党が配信する党の動静記事ばかり。党からの指令で、全国の地方議会で類似の一般質問を行うのがその役目だから、中身はほとんどない。そのオバさん議員が、自ら手をあげて、なんと益田市の監査委員になってしまった。自ら手を上げる方も大したものだが、これを議会代表の監査委員として送り出す今の議員の頭の中をのぞいてみたい。
◇中島賢治(56)新
地元激戦から実直な選対活動が評価され、一歩抜け出た感がするが、初陣にしては詰めの押しの弱さが気になるが、そこそこの集票はするだろう。ブルーラインとピンクラインの瀬戸際に位置する位だから、終盤の集票活動が当落を決す。新人の選挙は告示後の本番に入ると選挙カーに乗り有権者に手を振っている、みんな自分に入れてくれるものと勘違いして、選挙酔いをする、そんな歳でもないが告示後の集票活動が気になる。
◇大畑一美(55)新
政策で勝負できない候補の一人だが、選対は盛り上がりを見せている。しかし、頼みの自動車学校は夏休みの終盤にかけて生徒講習がピークになる。加えて連合の食い込みが労組を中心に展開される。コガワ天皇といえども投票の管理まで目は届かない。労使一体選挙は昔の幻、前のダイワ紡績方式とは趣が違う、終盤になっての引き締めが緩むことにどれだけの戦術を取れるか、市議選の裏ワザを知らない溝口後援会長では重荷のような感がする。加えて、自民議員団の総スカンを受けるのは必至だが、溝口知事を連れてくるわけにはいかないだろう。大阪府警が市議候補とは異色でもあり退職時の不祥事の噂も気になるところ。
◇寺井良徳(53)③
腰が低いとの評判は聞くものの議員としての評価は聞えない。それでも期だけは3期も重ね、田原前県議の肝いりで結成された会派「創明会」の会長を務める。期数から正副議長の椅子も狙えるが、田原引退と同時に大久保は田中県議派に鞍替え、年長の波田は引退し会派そのものは縮小している。しかし、「テライ」のレジ袋製造工場建設は特命で大畑建設が受注したことから同社とのパイプは太くなった。当選は確実なところだが、重大な課題に直面し、何の決断も下せない歴代議長の轍を踏むようなことになれば、益田市の復興はまた遠くなる。
◇佐々木恵二(53)④
前回は地元の票を固めた後で、益田市内に食い込めばよいとの戦術で功を奏したが、今回は弥重の出馬で女性票が読めなくなった。美都地区では山根と互角とみるが、今回は美都出身の平谷への流出票がなくなったが、楽な選挙にはならない。益田からの集票に期待したいが益田地区の新人は強い。我田引水の一般質問は顰蹙を買うが、保守としての登檀は多く評価できる。企業関連からの集票活動に期待できそう。
◇久城恵冶(48)①
二度目のジンクスが立ちはだかる。議会ごとに質問席に立つのは評価できるが、内容は自己満足のマンネリ質問で、これでは単なる評論家だ。議会で理想論を開陳したところで、実際の政策に反映されなければ市民生活には何の影響もない。実現可能な益田市の活性化を促進する具体的な提言もなく4年が過ぎた。3月議会で、側溝に「電柱建てちゃった事件」の質問を通告しておきながら、事前に担当課長との談合で質問を取り消したことが露見、顰蹙を買っている。今まで、久しぶりの有能な新人議員の誕生と大きかった期待も、一夜で潰えた感がある。これが選挙戦でどう響くかが注目される。
◇三浦 智(48)新
選挙では行動力のある若手支持者が功を奏している。林のなりふり構わぬ食い込みが告示後の落とし穴とならなければ良いが。林も石見交通を追われて「窮鼠猫をもかむ」の例え、追われたネズミも市議2期8年の実績はないが経験はある。泣いてたり土下座したりで票願いをすれば、田舎の年寄りはころりと転ぶ。それが益田市議選では功を奏した例はいくらでもある。初陣選挙はそこが怖いことを認識あれ。
◇安達美津子(46)① 組織票で上位安泰とみるが、県議選を無投票にさせた共産思想に、下寺時代の気骨のある共産支持が外れた。国政は社民党とともに政党支持が低下し、島根は自民支持が強い地盤。戦いながら支持者を増やす政党だけに、県議選不出馬は影響する。下寺の威光もかげり二期目のジンクスもある、一般質問も社民党らの議員との温度差がない。国政レベルの棚卸質問より地域密着した市政に市民にプラスとなるような問題を優先させることが肝要であろう。
◇山本浩章(42)新
初戦のムードに蔭りが見える。上位当選候補にしては選対に盛り上がりが鈍い。参謀・前田議長をもってしてもムード選挙は得意ではない。前田は着実に一票ずつ積み上げる堅実選挙は得意だが、選挙の取り組みと戦術が違いすぎる。市議も政治家のはしくれ、政治家たるもの告示前の街宣、立ち演説ぐらいできなければ政治家とはいえない。有権者は、他の候補より山本候補自身の立ち演説を聞きたがっている。そこらの勉強不足な候補とは違う差別化が選挙の優劣を決す。有望な候補として有権者から期待が大きい割には、ガッツの無さが若さの魅力を消している。首長と議員の選挙はその趣が違う、市長候補としての決起を有権者は望んでいるいる候補だけに、そこそこの得票では益田市が笑われる。甘んじない選挙活動を望む。
◇河野利文(36)①
二度目のジンクスに加え、これといった成長の跡も見えない。前回は保育料の軽減を訴えて保育園関係者や保護者の支持を得たものの、さすがに4年も議会にいれば、今の財政状況もわかるはず。今回も同じことは言えまい。また、デビュー戦では下岡の支援を受け、当選後は自民党籍を得て田原前県議の肝いりでゴッタ煮の会派を結成したものの、議員活動は平谷の使い走りでは定見の無さを自ら宣伝して歩いているようなもの。お得意の「人材育成」も「医療の充実」も声だけ大きいもののさしたる成果は見られないまま選挙戦に突入では、有権者の期待が大きかっただけに苦戦は免れまい。
◇野村良二(67)②
初陣では、先輩「佐々木宗吾・寺戸洋右」のベテラン議員の後継者として鎌手地区を代表して出馬し両議員の支持で上位当選したものの、両先輩と袂を分けた。特に、佐々木先輩が代表する「きのこハウス」の経営に対しクレームを付け顰蹙を買った。電通の労組の支援で議席を得たが、自民党に入党したものの党費未納で除名され、民主党にすり寄り県議選出馬を模索したものの平谷氏と競り合う器ではなく、元の鞘・市議の席を狙ったものの大型新人が同地区から出馬、慌てて選対の取り組みを模索したが、いままでの行動が露見され地元の有力支持者は殆ど外れてしまった。今迄のつけが一気に押し寄せてきた感がする。
◇渋谷 勝(66)③
毎回苦戦しながらも3期議席を得たことで、議員としてはベテラン組に入ったが政治手腕は依然偏見。次は議長候補と自負して序盤の選挙戦に臨んだが有権者の支持を得られず、後半は新人の出馬で苦戦を余儀なくされている。支持者も高齢者に偏り、新規支持者が見えない状態では、じり貧得票は免れないだろう。
◇福原宗男(64)②
自冶労組頼りの選挙戦も地元支持者無くして議席は得られない。同胞議員はそれなりに地元支持者に浸透しているが、今回は久城、遠田地区が超激戦区となった状態で存在感を堅持するには線が細すぎる。地元に議員として今まで政策で貢献したという話は聞かない。一般質問も職労の労働条件の向上が主議題で、地元支持はそっぽを向く。新人候補に少しでも食われればと危機感も増す。
◇大久保五郎(63)②
林市議が「石見交通」を追われたのを機に同社主に取り入ろうと目論むものの器が器だけに思い通りには進まない。それならばと、岡田・宮内市議が引退、野村市議が自民党から除名されたのを機に田中県議に媚を売り、田中支持者の集票を目論む。選挙に勝つためには何でもありの体質は、前回の選挙で二度も公職選挙法違反疑惑で新聞報道されたことでも広く知れ渡っている。一方で、議会での質問は、行政のチェックどころか執行部ベッタリの「ヨイショ」が目立つ。知ったかぶりして若手議員の市長批判を封じる言動は、すでに議員の資質を語る以前の問題だろう。
◇福原保雄(62)新
選挙の取り組みが遅すぎた。学歴は九州工大卒、職歴は一部上場の日新機械と申し分ないが、定年後帰郷して益田市議の議席を得るには、益田市政を熟知してからでも遅くはない。
◇安達茂博(62)新
田万川町の町長選挙を二度も経験している割には、益田市議選の環境を認識していないようだ。旅行会社を経営しているだけあってプランニングには長けているものがあるが、選挙の取り組みは非現実的である。益田市の選挙は地盤、自冶会、後援会が重要なポイントを占める。一人選挙に徹しているが明正選挙が正しいのではなく、議席を得た選挙が正しいのである。勝てば官軍選挙の落とし穴は、ウジョウジョしている。先ずは勝つ戦術からスタートすべきだ。
◇弥重節子(61)新
定数削減をスローガンに都会的なムード選挙に徹しているが、益田市民の支持を得るには10年掛かる。超右翼と超左翼思想運動員が入り乱れての長半博打選挙は、どう認識していいのか判断に苦しむ。新人なら誰で通るというムード選挙も本番になると音が小さくなった。祭りの囃子で終わらないよう何時までも鳴り響いてほしいが、益田市の有権者は現実的だ。まずは、所詮はどぶ板議員だ、地元の支持を得ることから始めるべきであろう。
◇堀江清一(60)元③
こんな欄にピンク予想候補に名を連ねるような候補ではないが、選挙の取り組みが遅すぎた。捲土重来候補として今一度議席を得て益田市の行財政改革と議会改革に取り組んでほしい候補だが、議席を得られなければ只の犬の遠吠えに終わる。街宣活動でも集票能力はあるが、今回の選挙は政策のない選挙戦で趣が違う。利権・政権の黒幕候補がリードする選挙に、どう一矢を射るか期待したい。
◇梅谷憲二(60)新
「益田市を良くする市民の会」副会長に就任しての出馬であるが、元祖「野村市議」が創設した「益田市を良くする会」と、どう違うのか。元祖は県議選目当てにつくった団体であるが、これも選挙目当ての会なのか。18対7で否決されることを承知していながらの署名運動は勇気のある行動と評価する者も一部にはあるが、こうも給食センター建設賛成集団との目論みが露見されては、支持者の理解を得るのに苦労するだろう。
◇林 卓雄(59)②
何があったのかは知らないが、石見交通の関連会社を追われたからには、何がなんでも当選しなければ生活できないから選挙活動にも熱が入る。少し話してみれば、そもそも議員活動ができるほどの能力がないことは誰でも分かる。それでも地元から一人くらいは議員を出しておけば、何かよいことでもありはしないかと地元の票は、そこそこ固いが、有権者の平均年齢は70歳を越えている。一般質問で、農業問題、中山間地問題を取り上げて市長を責めるが、どれも市町村レベルで解決できるものはない。所詮は付け焼刃の浅知恵だから、「反問権」導入は断固反対を貫く。その理由を地元集会で説明することから始めた方がよかろう。
◇弘中英樹(58)②
吉田地区は、中島の常勝・大畑市議が抜けて新人が参画し、ますます混とんとしてきた。吉田地区での善戦は厳しい。頼みとしてきた飯浦の支持も喜阿弥地区の激戦で苦しくなった。乙吉町は運動公園奥にも団地が増え人口が増えた。もともと秋吉直幸元議員の地盤で地域的まとまりのよい地区だが、下本郷、久城、遠田に隣接する。選挙が下手だが最後のチャンス。選挙戦術を練り直し再チャレンジするもよし。起死回生の陣営で臨めばチャンスもある。
◇和田昌展(58)新
平谷氏と県議候補に挙がった御仁であるが、選挙の取り組みが遅れた。大畑建設のバックで次期市議長の最右翼の寺井市議の地盤から民主党から出馬と興味は引くが、民主党の組織は薄い。頼みの大和紡績は御用組合の組織、労組より企業の方が頼りになる組織だ。大和は益田の福島原発だ!須子地区は大和からのお小遣いで自冶会を運営していたところ、東町にはお零れは貰えない。そんなところが食い違っている。連合票は民社市議ががっちり押さえている。
◇大賀満成(46)新
終盤になって選対がバラけたことが痛い。当初の重鎮、宮内、中島を外しての取り組みに何の利点があるのか。大畑建設支持と風潮しているが、そんな形跡は微塵もない。宮内市議の基礎票にいくら上積みするかの選挙が、初手からの素人選対に返った。候補自身も益田市になじみが薄い。特に喜阿弥地区は何回も新人候補が苦杯を舐めている。「益田市を良くする市民の会」の使い走り候補のきらいがある。
(写真は再出馬議員、カーキ色は落選、写真なしは引退議員)
◇安達幾夫(71)③
中身はとうに消費期限切れだが、議長の椅子に未練が残るのか、最高齢での出馬を目論む。包装に期限が表示されていないので、気づかずにいる市民も少なくないが、役所の幹部職員上りが議員になって活躍した事例は聞いたことがない。活躍できる能力があれば、職員時代に発揮できたはずだが、失敗話は聞くものの活躍した話は聞いたことがない。益田駅前南北連絡橋の建設が悲願のようだが、七~八億円もかかるという建設費に見合う経済効果や利便性の向上など望むべくもないのは周知の事実。議会基本条例の立役者と胸を張るが、所詮は「サル真似条例」。議会の学芸会・八百長化は進んでいる。
◇井藤章雄(68)①
植木、領家の引退で突如として手を挙げ、社保庁の問題が盛り上がっている時に、市議出馬でもあるまいと批判もあったが、開けてみれば先輩・長谷川を抑えて初陣を飾った幸運な議員だ。保険料納付記録である「被保険者名簿」を完全に保管していない問題は議会で解決したのか。社保庁出先機関で長年勤め、市議になりその分野で社保・国保の取り扱いの遺漏を追求しようと一般質問はするが見当違いな質問に終始、横田にばら撒かれた「ヒ素問題」は一言も発言しない不思議な議員。
◇石田米冶(67)③
農民票、金融票、学校法人票等々、何でもござれ八方美人議員。今度は議長選に間隙をぬって出馬を模索するが他の会派を束ねるほどの力はないばかりか副を務める者が見当たらないようでは当分無理かもい。「きさらぎ会」も今では有名無実。須子票に期待するも地盤が違う。伸政会長を安達と争うが佐々木の方が古参になる。選挙区は高津になるが西益田とも隣接し、同地区には新人も多く出馬している。どれだけ食われるか不安材料を残す。
◇久保正典(63)④
匹見の山崎が引退して一人旅の安ど感はあるが、益田の票は流動が顕著。匹見票固めに奔走するが、匹見出身議員や、親戚のある議員もあり食い込みも懸念される。益田地区で浮いた票をどれだけ匹見地区で挽回できるかにかかっている。前回の票から見て苦戦候補の一人だがどんな戦術を取るか注目されている。高津川漁協の運営に危機感が増殖し、同流域住民の期待が寄せられている。市の支援をどこまで引き出すか注目されている。
◇亦賀統佳(62)新
地元の支持を固めて優位に集票活動を進めている。しかし、本人は初陣である。農協出身者は選挙に強いと言われているが、前回の中島守は思うような得票は得られなかった。亦賀は強いから回して欲しいと、地縁、親戚、職場関係を利用しての食い込みもある。本番になって選挙カーに乗って手を振っている間に戸別訪問される事を認識した管理選挙に徹すれば上位当選の望みもある。票の上滑りと食い込みという選挙の常套手段の対策が必至であろう。対抗馬のおうまいな態度に比べ実直さが評価されている。
◇松原義生(60)①
組織票と個人票で安泰かと思われる。自治労出身の山根・福原とはいくらか市民の側を向いた議員活動を展開しているのが評価されているのだろう。職員上りとはいいながら、古巣の不透明な入札にも切り込み、詰めの甘さは残るもののそれなりの成果は上げている。一般質問で、自治労の方針をそのままぶつけて、後は知らん顔の組合推薦議員とは一線を画す。さらに民間の未組織労働者へも目を向ければ、支持層は拡大するものと思われるが、
◇中島 守(58)①
前回は、県議選とのダブル運動で地元に浸透。選挙に精通している大型新人と評され登壇したが納得いかない得票との発言が顰蹙を買った。前々回出馬した中島啓冶票等、今回の動きが気になるが、西益田票は超激戦で期待薄。県議・宮隅の威光も薄らいだ。二期目のジンクスを乗り越えた独自の議員活動が期待される。今回も堀江、石田が起死回生の戦術で食いかかる楽勝は無かろう。
◇山根哲朗(57)③
頼みは平谷に恩を売った形の県議選での連合・民主票に期待だが、議会活動に疑問視する点が多い。「ゆず組合」問題、介護施設「春日荘」問題、経済委員長時の「三星橋違法通行問題」に対する市長の職権乱用問題に三星橋の設計書もないのにこれを援護するなど、懸念される議員資質は革新議員と自負しているが保守議員以上に右寄り思想は労組員からも懸念されている。市長から議会で「労組を向いているのか、市民を向いて質問しているのか」と揶揄され、傍聴者の顰蹙を買ったのは三月議会。
◇永見おしえ(56)②
天下御免の組織票をバックに、余裕で選挙戦を迎えられるが、その見返りに今日も会員のお世話に走り回っている。ホームページを持っている数少ない議員だが、たまの更新記事は公明党が配信する党の動静記事ばかり。党からの指令で、全国の地方議会で類似の一般質問を行うのがその役目だから、中身はほとんどない。そのオバさん議員が、自ら手をあげて、なんと益田市の監査委員になってしまった。自ら手を上げる方も大したものだが、これを議会代表の監査委員として送り出す今の議員の頭の中をのぞいてみたい。
◇中島賢治(56)新
地元激戦から実直な選対活動が評価され、一歩抜け出た感がするが、初陣にしては詰めの押しの弱さが気になるが、そこそこの集票はするだろう。ブルーラインとピンクラインの瀬戸際に位置する位だから、終盤の集票活動が当落を決す。新人の選挙は告示後の本番に入ると選挙カーに乗り有権者に手を振っている、みんな自分に入れてくれるものと勘違いして、選挙酔いをする、そんな歳でもないが告示後の集票活動が気になる。
◇大畑一美(55)新
政策で勝負できない候補の一人だが、選対は盛り上がりを見せている。しかし、頼みの自動車学校は夏休みの終盤にかけて生徒講習がピークになる。加えて連合の食い込みが労組を中心に展開される。コガワ天皇といえども投票の管理まで目は届かない。労使一体選挙は昔の幻、前のダイワ紡績方式とは趣が違う、終盤になっての引き締めが緩むことにどれだけの戦術を取れるか、市議選の裏ワザを知らない溝口後援会長では重荷のような感がする。加えて、自民議員団の総スカンを受けるのは必至だが、溝口知事を連れてくるわけにはいかないだろう。大阪府警が市議候補とは異色でもあり退職時の不祥事の噂も気になるところ。
◇寺井良徳(53)③
腰が低いとの評判は聞くものの議員としての評価は聞えない。それでも期だけは3期も重ね、田原前県議の肝いりで結成された会派「創明会」の会長を務める。期数から正副議長の椅子も狙えるが、田原引退と同時に大久保は田中県議派に鞍替え、年長の波田は引退し会派そのものは縮小している。しかし、「テライ」のレジ袋製造工場建設は特命で大畑建設が受注したことから同社とのパイプは太くなった。当選は確実なところだが、重大な課題に直面し、何の決断も下せない歴代議長の轍を踏むようなことになれば、益田市の復興はまた遠くなる。
◇佐々木恵二(53)④
前回は地元の票を固めた後で、益田市内に食い込めばよいとの戦術で功を奏したが、今回は弥重の出馬で女性票が読めなくなった。美都地区では山根と互角とみるが、今回は美都出身の平谷への流出票がなくなったが、楽な選挙にはならない。益田からの集票に期待したいが益田地区の新人は強い。我田引水の一般質問は顰蹙を買うが、保守としての登檀は多く評価できる。企業関連からの集票活動に期待できそう。
◇久城恵冶(48)①
二度目のジンクスが立ちはだかる。議会ごとに質問席に立つのは評価できるが、内容は自己満足のマンネリ質問で、これでは単なる評論家だ。議会で理想論を開陳したところで、実際の政策に反映されなければ市民生活には何の影響もない。実現可能な益田市の活性化を促進する具体的な提言もなく4年が過ぎた。3月議会で、側溝に「電柱建てちゃった事件」の質問を通告しておきながら、事前に担当課長との談合で質問を取り消したことが露見、顰蹙を買っている。今まで、久しぶりの有能な新人議員の誕生と大きかった期待も、一夜で潰えた感がある。これが選挙戦でどう響くかが注目される。
◇三浦 智(48)新
選挙では行動力のある若手支持者が功を奏している。林のなりふり構わぬ食い込みが告示後の落とし穴とならなければ良いが。林も石見交通を追われて「窮鼠猫をもかむ」の例え、追われたネズミも市議2期8年の実績はないが経験はある。泣いてたり土下座したりで票願いをすれば、田舎の年寄りはころりと転ぶ。それが益田市議選では功を奏した例はいくらでもある。初陣選挙はそこが怖いことを認識あれ。
◇安達美津子(46)① 組織票で上位安泰とみるが、県議選を無投票にさせた共産思想に、下寺時代の気骨のある共産支持が外れた。国政は社民党とともに政党支持が低下し、島根は自民支持が強い地盤。戦いながら支持者を増やす政党だけに、県議選不出馬は影響する。下寺の威光もかげり二期目のジンクスもある、一般質問も社民党らの議員との温度差がない。国政レベルの棚卸質問より地域密着した市政に市民にプラスとなるような問題を優先させることが肝要であろう。
◇山本浩章(42)新
初戦のムードに蔭りが見える。上位当選候補にしては選対に盛り上がりが鈍い。参謀・前田議長をもってしてもムード選挙は得意ではない。前田は着実に一票ずつ積み上げる堅実選挙は得意だが、選挙の取り組みと戦術が違いすぎる。市議も政治家のはしくれ、政治家たるもの告示前の街宣、立ち演説ぐらいできなければ政治家とはいえない。有権者は、他の候補より山本候補自身の立ち演説を聞きたがっている。そこらの勉強不足な候補とは違う差別化が選挙の優劣を決す。有望な候補として有権者から期待が大きい割には、ガッツの無さが若さの魅力を消している。首長と議員の選挙はその趣が違う、市長候補としての決起を有権者は望んでいるいる候補だけに、そこそこの得票では益田市が笑われる。甘んじない選挙活動を望む。
◇河野利文(36)①
二度目のジンクスに加え、これといった成長の跡も見えない。前回は保育料の軽減を訴えて保育園関係者や保護者の支持を得たものの、さすがに4年も議会にいれば、今の財政状況もわかるはず。今回も同じことは言えまい。また、デビュー戦では下岡の支援を受け、当選後は自民党籍を得て田原前県議の肝いりでゴッタ煮の会派を結成したものの、議員活動は平谷の使い走りでは定見の無さを自ら宣伝して歩いているようなもの。お得意の「人材育成」も「医療の充実」も声だけ大きいもののさしたる成果は見られないまま選挙戦に突入では、有権者の期待が大きかっただけに苦戦は免れまい。
◇野村良二(67)②
初陣では、先輩「佐々木宗吾・寺戸洋右」のベテラン議員の後継者として鎌手地区を代表して出馬し両議員の支持で上位当選したものの、両先輩と袂を分けた。特に、佐々木先輩が代表する「きのこハウス」の経営に対しクレームを付け顰蹙を買った。電通の労組の支援で議席を得たが、自民党に入党したものの党費未納で除名され、民主党にすり寄り県議選出馬を模索したものの平谷氏と競り合う器ではなく、元の鞘・市議の席を狙ったものの大型新人が同地区から出馬、慌てて選対の取り組みを模索したが、いままでの行動が露見され地元の有力支持者は殆ど外れてしまった。今迄のつけが一気に押し寄せてきた感がする。
◇渋谷 勝(66)③
毎回苦戦しながらも3期議席を得たことで、議員としてはベテラン組に入ったが政治手腕は依然偏見。次は議長候補と自負して序盤の選挙戦に臨んだが有権者の支持を得られず、後半は新人の出馬で苦戦を余儀なくされている。支持者も高齢者に偏り、新規支持者が見えない状態では、じり貧得票は免れないだろう。
◇福原宗男(64)②
自冶労組頼りの選挙戦も地元支持者無くして議席は得られない。同胞議員はそれなりに地元支持者に浸透しているが、今回は久城、遠田地区が超激戦区となった状態で存在感を堅持するには線が細すぎる。地元に議員として今まで政策で貢献したという話は聞かない。一般質問も職労の労働条件の向上が主議題で、地元支持はそっぽを向く。新人候補に少しでも食われればと危機感も増す。
◇大久保五郎(63)②
林市議が「石見交通」を追われたのを機に同社主に取り入ろうと目論むものの器が器だけに思い通りには進まない。それならばと、岡田・宮内市議が引退、野村市議が自民党から除名されたのを機に田中県議に媚を売り、田中支持者の集票を目論む。選挙に勝つためには何でもありの体質は、前回の選挙で二度も公職選挙法違反疑惑で新聞報道されたことでも広く知れ渡っている。一方で、議会での質問は、行政のチェックどころか執行部ベッタリの「ヨイショ」が目立つ。知ったかぶりして若手議員の市長批判を封じる言動は、すでに議員の資質を語る以前の問題だろう。
◇福原保雄(62)新
選挙の取り組みが遅すぎた。学歴は九州工大卒、職歴は一部上場の日新機械と申し分ないが、定年後帰郷して益田市議の議席を得るには、益田市政を熟知してからでも遅くはない。
◇安達茂博(62)新
田万川町の町長選挙を二度も経験している割には、益田市議選の環境を認識していないようだ。旅行会社を経営しているだけあってプランニングには長けているものがあるが、選挙の取り組みは非現実的である。益田市の選挙は地盤、自冶会、後援会が重要なポイントを占める。一人選挙に徹しているが明正選挙が正しいのではなく、議席を得た選挙が正しいのである。勝てば官軍選挙の落とし穴は、ウジョウジョしている。先ずは勝つ戦術からスタートすべきだ。
◇弥重節子(61)新
定数削減をスローガンに都会的なムード選挙に徹しているが、益田市民の支持を得るには10年掛かる。超右翼と超左翼思想運動員が入り乱れての長半博打選挙は、どう認識していいのか判断に苦しむ。新人なら誰で通るというムード選挙も本番になると音が小さくなった。祭りの囃子で終わらないよう何時までも鳴り響いてほしいが、益田市の有権者は現実的だ。まずは、所詮はどぶ板議員だ、地元の支持を得ることから始めるべきであろう。
◇堀江清一(60)元③
こんな欄にピンク予想候補に名を連ねるような候補ではないが、選挙の取り組みが遅すぎた。捲土重来候補として今一度議席を得て益田市の行財政改革と議会改革に取り組んでほしい候補だが、議席を得られなければ只の犬の遠吠えに終わる。街宣活動でも集票能力はあるが、今回の選挙は政策のない選挙戦で趣が違う。利権・政権の黒幕候補がリードする選挙に、どう一矢を射るか期待したい。
◇梅谷憲二(60)新
「益田市を良くする市民の会」副会長に就任しての出馬であるが、元祖「野村市議」が創設した「益田市を良くする会」と、どう違うのか。元祖は県議選目当てにつくった団体であるが、これも選挙目当ての会なのか。18対7で否決されることを承知していながらの署名運動は勇気のある行動と評価する者も一部にはあるが、こうも給食センター建設賛成集団との目論みが露見されては、支持者の理解を得るのに苦労するだろう。
◇林 卓雄(59)②
何があったのかは知らないが、石見交通の関連会社を追われたからには、何がなんでも当選しなければ生活できないから選挙活動にも熱が入る。少し話してみれば、そもそも議員活動ができるほどの能力がないことは誰でも分かる。それでも地元から一人くらいは議員を出しておけば、何かよいことでもありはしないかと地元の票は、そこそこ固いが、有権者の平均年齢は70歳を越えている。一般質問で、農業問題、中山間地問題を取り上げて市長を責めるが、どれも市町村レベルで解決できるものはない。所詮は付け焼刃の浅知恵だから、「反問権」導入は断固反対を貫く。その理由を地元集会で説明することから始めた方がよかろう。
◇弘中英樹(58)②
吉田地区は、中島の常勝・大畑市議が抜けて新人が参画し、ますます混とんとしてきた。吉田地区での善戦は厳しい。頼みとしてきた飯浦の支持も喜阿弥地区の激戦で苦しくなった。乙吉町は運動公園奥にも団地が増え人口が増えた。もともと秋吉直幸元議員の地盤で地域的まとまりのよい地区だが、下本郷、久城、遠田に隣接する。選挙が下手だが最後のチャンス。選挙戦術を練り直し再チャレンジするもよし。起死回生の陣営で臨めばチャンスもある。
◇和田昌展(58)新
平谷氏と県議候補に挙がった御仁であるが、選挙の取り組みが遅れた。大畑建設のバックで次期市議長の最右翼の寺井市議の地盤から民主党から出馬と興味は引くが、民主党の組織は薄い。頼みの大和紡績は御用組合の組織、労組より企業の方が頼りになる組織だ。大和は益田の福島原発だ!須子地区は大和からのお小遣いで自冶会を運営していたところ、東町にはお零れは貰えない。そんなところが食い違っている。連合票は民社市議ががっちり押さえている。
◇大賀満成(46)新
終盤になって選対がバラけたことが痛い。当初の重鎮、宮内、中島を外しての取り組みに何の利点があるのか。大畑建設支持と風潮しているが、そんな形跡は微塵もない。宮内市議の基礎票にいくら上積みするかの選挙が、初手からの素人選対に返った。候補自身も益田市になじみが薄い。特に喜阿弥地区は何回も新人候補が苦杯を舐めている。「益田市を良くする市民の会」の使い走り候補のきらいがある。
by nakayama-yutaka
| 2014-12-21 09:50
| 益田市議会
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