2014年 01月 05日
行財政改革 |
行財政改革は入札制度の見直しから
昨年も入札制度が問題でいろんな問題を醸し出してきた。特に津和野町の大型工事(6500万円)の随時契約、そして益田日赤の建て替え工事入札問題である。
津和野町は町議会を二分して青原小学校解体工事の随時契約が妥当であるのか激論が飛んだ末、町が提案する随時契約が8対7で承認された。益田市は100億円の日赤建設が談合入札により落札された。
何故このような杜撰な契約がまかり通るのか。自治体の首長の入札に対する認識と姿勢である。総合評価方式なる訳もわからぬ入札方式を利用して落札させたい業者に評価点を高くつけ落札させるもので、評価点の低い業者が無理をして落札できる金額で受注したら赤字は間違いなく発生する。大型工事であれば命取りになる。何故、入札業者に評価点という名目で差をつけるのか、一言でいえば発注者の自治体執行部と業者が癒着しやすいからでしかない。まず、自治体は入札に対して総合票方式をしないことである。
そして、設計入札に対する談合である。設計事務所の決定で、この工事はどの業者が受注できることにほぼ決まる。設計入札における落札率は高く平均して95%以上である。設計入札の時点で建設工事落札業者が決まっているというシステムである。
時の首長の任期は4年だが、公共工事入札行政の如何で次の選挙の当落が決まる。地方大手の業者と組んで総合評価方式で特定業者に落札させるのか、それとも多数の小中零細業者にも公平に入札参加できる一般競争入札方式で執行するのか。
結論からいえば、津和野町の特定指名した高額随時契約を実施すれば、次の町長選挙は混とんとなりそうだ。次期は津和野の副町長か、若手の台頭か。下森町長は県議に鞍替えか。中村県議の対抗馬は吉賀町から。等々噂は広がりつつある。有権者は首長の市政をどう評価するかである。
さて、益田市の給食センターの入札が近々に始まる。設計は広島の村田総合設計事務所と益田の大石設計事務所のJVに決まっているが、建設関係では益田市は3億円以上はJVを組むことになっている。厨房設備については設計で機器のメーカーを指定されていればそのメイカーとしかJVを組むわけにはいかない。よって設計では機器のメーカーを指定しないように発注者である市はチェックを厳しくしなければならない。噂によれば村田はメーカーに機器指定をして欲しかったら1.4億円もってこいとの情報も入った。このような情報が飛び交うようでは反社会的団体・組織らに目をつけられるのは当然のことである。
そのような事にならないように、地元(広域も含め)の厨房設備業者とメーカーによるJVを組ませることが重要である。建設も広域でJVを組ませることを考えるべきであろう。
因みに厨房メーカーは、日本厨房、中西製作所、山口調理、北三厨房が有力とされている。
口利きに記録と公開、内部通報制度の適用
職員の意識改革及び情報管理の在り方
福島県行財政改革推進本部、県入札制度検証委員会
1 職員の意識改革
職員自らが公務員としての倫理観や責任感を自覚することはもとより、法規範の理解をより深め、法令遵守に対する職員の意識を高める必要があることから、研修や職場における研修、意識改革事業、さらに、例えば法令遵守委員会を設置するなど、様々な機会を捉えて法令遵守の更なる徹底を図る。
2 口利きへの対応
入札・契約業務等の透明性の向上と県民の信頼の確保のため、外部からや内部の特別職・一般職の職員から入札・契約業務等に従事する職員に対する働きかけ、いわゆる口利きがあった場合、職員が不正を許さないシステムとして、働きかけを記録し、公開することにより情報を共有化するなどの制度を整備する。
3 内部通報制度
職員の職務上の行為が法令に違反している場合などに対し、内部の自浄作用が有効に働くよう、公益通報者保護法の趣旨を踏まえ、職員からの内部通報制度を整備する。制度の整備に当たっては、特別職や一般職の職員の非違行為を防止するため、通報窓口を内部に設置するだけでなく、弁護士等外部の有識者による独立した通報窓口を設置する。
4 監視機能
(1) 入札・契約制度の構築及びその適正な運用について調査・審議する機能と談合情報について調査検証する機能を付与することなどにより、現在の入札監視委員会の機能を充実・強化するよう検討し、入札制度について不断の見直しが行えるようにする。なお、入札監視委員会は、総務部に移管する。
(2) 入札業務に対するチェック機能を働かせるため、県の入札制度の運用等を所管する組織を発注部門から分離する。
等々の法令遵守規定を制定し実施する必要がある。
by nakayama-yutaka
| 2014-01-05 00:51
| 益田市政
|
Comments(2)
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by
一町民 5
at 2014-01-05 20:50
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次期津和野町長は若い人で下森町長の知り合いにきまっているそうです。
もちろん日原の人だそうです。
本当かどうかは知りませんが、確証のほどは不明です。
もちろん日原の人だそうです。
本当かどうかは知りませんが、確証のほどは不明です。
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nakayama-yutaka at 2014-01-06 13:27
一町民さんへの回答
次期津和野町長候補は若い人と決まっているとすれば、お寺の坊さんでしょう。そんな噂を出せば、もう3年間は下森町長の使い走りか、堀建設の仲介役になることは必至。
だが、坊さんは津和野町出身でないことで因習の強い津和野町民には受けないでしょう。やはり、本命は現副町長といったところが妥当だが、町長のミスをかぶるだけの度量はなさそうだ。いずれにしても傀儡町長候補がいくら出ても町の発展にはなりそうにありません。
次期津和野町長候補は若い人と決まっているとすれば、お寺の坊さんでしょう。そんな噂を出せば、もう3年間は下森町長の使い走りか、堀建設の仲介役になることは必至。
だが、坊さんは津和野町出身でないことで因習の強い津和野町民には受けないでしょう。やはり、本命は現副町長といったところが妥当だが、町長のミスをかぶるだけの度量はなさそうだ。いずれにしても傀儡町長候補がいくら出ても町の発展にはなりそうにありません。