2012年 06月 06日
3月議会 |
3月定例一般質問の総括③
代表質問・改革の会 野村 良二議員 当選3回 木部町
24年度の市政運営
◇「問」市長は市役所改革や「一流の田舎まちづくり」の成果を基に、24年度市民に何を求め、何を協働していこうと思われるのか。
◆「答」人間、経済、視覚という3つの側面から取り組んでおり、地域医療やユズの販路拡大、空港マラソンによる集客等一定の評価と成果が出ている。市民がまだ分らないということは真摯に受け止めなければいけない。まいた種がようやく芽が出つつあるが、種や芽というのはなかなか見えにくい部分がある。さらに市民に伝える努力と市役所を挙げて頑張る必要がある。その上で主催者、納税者である市民にはより市政に関心を持っていただき、よりさまざまな意見をいただきたい。
◎「寸評」 市長は、一定の評価と成果が出ていると自己評価するが、地域医療は類似団体に比べればまだ劣っている。ユズの生産額はいくらあるのか。ユズ産業で生計を維持できる人が何人いるのか。空港マラソンの経済効果がどの程度なのか。きちんと計算根拠を出させて、投資対効果を具体的な数値で示させるべきではないのか。その上でそれを評価するのは市民ではないか。それもしないで市民には成果が見えにくいもないだろう。市長選に向けて市民へのメッセージ用の質問は聞いていていかがわしいものを感じる。
◇行財政改革の面から委託料と補助金等の見直しの余地はないか。
◆ 民間委託を基本にしつつ精査し、何でもかんでもコンサル任せにするのではなく、市役所内部でした方が良いものは総合的にみて判断したい。補助金については不断の見直しが必要。市民が入っての検討、外部の意見も聞きながら常に見直しは行っていく。
◎ ろくな教育も受けていない職員に大型プロジェクトの対応などできるはずがない。外部委託しないで職員がやれば安くなるものではない。効率の悪い職員の人件費を考えればかえって高くつく上に使い物にならないことも多い。重要なのは誠実なコンサルタントの選択と常識的な価格の判断なのだ。実績もないコンサルタントと高額な随意契約を結んでいるようでは危なくてしようがない。ま、所詮は他人の金という感覚なのだから仕方がない。
それと、委託料の見直しは市民を入れて検討するのは結構だが、職員との給与格差もきちんと論じてほしいものだ。職員の四分の一で同じ仕事をさせてはならぬが、このあたりのことは組合活動経験豊富な質問者に自覚はあるのか。安ければよいというものではない。
教育方針
◇学校教育、学力の向上が最優先課題。本市で思うように学力が上がらない現実を見たとき、何が問題なのか。学校現場では先生方が忙し過ぎる。教員の数的改善はできないか。
◆ 教員の指導力の向上とともに時間的負担軽減を図る必要がある。教員配置については国の定数以上に小学校では30名、中学校では22名の加配措置を県教委がしている。今後も学校現場の声に耳を傾け教員の数的改善に努めていく。
◎ 教育を教員の数的改善で補うという見解には疑問を抱く。教員は聖職としていた時代より児童・生徒の学力が下がっていることに注目すれば、やはり教員の資質の低下と父兄の子ども教育の放棄も影響しているようだ。マンツーマン授業なら誰でも東大に入学できるのか、子供のポテンシャルは90%親の影響だ。子供の努力は10%に過ぎない。PTA制度を見直すことも重要な教育改善のように思われる。
◇ 現在学校給食センターは、週米飯3回、パン2回となっているが、週5回の完全米飯給食にしたらどうか。
◆ パンの方が栄養価は高い部分が多いが、米飯のメリットは地産地消で益田産のご飯が食べられる。さらに健康面、自給自足の経済面、地域の食文化の継承という教育効果面がある。今後の課題として、学校・保護者・市民及び業者の意見等を聞き検討したい。
◎ 米も小麦も精米と小麦粉で比べれば、ほとんどカロリーに差がない。一方単価的にも大差はないが、比較するなら小麦粉の方が多少は安いと言える。市長からパンの方が栄養価は高いなど、業者を刺激するような発言はいかがなものか。パンはパンで学校給食数十年の歴史があり、市内の業者が供給している。自炊もした事が無い市長や議員と真剣に協議する問題ではない。専門家に任せて口出ししない方がよかろう。
【総 評】
何時ものことだが、何の脈絡もないことをダラダラ質問しているようだが、全体を通じて「市長のヨイショ質問」ということは一貫しているから市長も丁寧に答弁している。
教育方針に関して、「学力が上がらない現実を見たとき、何が問題なのか」と質問している。これに対して「議員は政務調査費をもらっているのだから、自分で調査したらどうか」とでも答えれば面白かったのに・・・。
代表質問・改革の会 野村 良二議員 当選3回 木部町
24年度の市政運営
◇「問」市長は市役所改革や「一流の田舎まちづくり」の成果を基に、24年度市民に何を求め、何を協働していこうと思われるのか。
◆「答」人間、経済、視覚という3つの側面から取り組んでおり、地域医療やユズの販路拡大、空港マラソンによる集客等一定の評価と成果が出ている。市民がまだ分らないということは真摯に受け止めなければいけない。まいた種がようやく芽が出つつあるが、種や芽というのはなかなか見えにくい部分がある。さらに市民に伝える努力と市役所を挙げて頑張る必要がある。その上で主催者、納税者である市民にはより市政に関心を持っていただき、よりさまざまな意見をいただきたい。
◎「寸評」 市長は、一定の評価と成果が出ていると自己評価するが、地域医療は類似団体に比べればまだ劣っている。ユズの生産額はいくらあるのか。ユズ産業で生計を維持できる人が何人いるのか。空港マラソンの経済効果がどの程度なのか。きちんと計算根拠を出させて、投資対効果を具体的な数値で示させるべきではないのか。その上でそれを評価するのは市民ではないか。それもしないで市民には成果が見えにくいもないだろう。市長選に向けて市民へのメッセージ用の質問は聞いていていかがわしいものを感じる。
◇行財政改革の面から委託料と補助金等の見直しの余地はないか。
◆ 民間委託を基本にしつつ精査し、何でもかんでもコンサル任せにするのではなく、市役所内部でした方が良いものは総合的にみて判断したい。補助金については不断の見直しが必要。市民が入っての検討、外部の意見も聞きながら常に見直しは行っていく。
◎ ろくな教育も受けていない職員に大型プロジェクトの対応などできるはずがない。外部委託しないで職員がやれば安くなるものではない。効率の悪い職員の人件費を考えればかえって高くつく上に使い物にならないことも多い。重要なのは誠実なコンサルタントの選択と常識的な価格の判断なのだ。実績もないコンサルタントと高額な随意契約を結んでいるようでは危なくてしようがない。ま、所詮は他人の金という感覚なのだから仕方がない。
それと、委託料の見直しは市民を入れて検討するのは結構だが、職員との給与格差もきちんと論じてほしいものだ。職員の四分の一で同じ仕事をさせてはならぬが、このあたりのことは組合活動経験豊富な質問者に自覚はあるのか。安ければよいというものではない。
教育方針
◇学校教育、学力の向上が最優先課題。本市で思うように学力が上がらない現実を見たとき、何が問題なのか。学校現場では先生方が忙し過ぎる。教員の数的改善はできないか。
◆ 教員の指導力の向上とともに時間的負担軽減を図る必要がある。教員配置については国の定数以上に小学校では30名、中学校では22名の加配措置を県教委がしている。今後も学校現場の声に耳を傾け教員の数的改善に努めていく。
◎ 教育を教員の数的改善で補うという見解には疑問を抱く。教員は聖職としていた時代より児童・生徒の学力が下がっていることに注目すれば、やはり教員の資質の低下と父兄の子ども教育の放棄も影響しているようだ。マンツーマン授業なら誰でも東大に入学できるのか、子供のポテンシャルは90%親の影響だ。子供の努力は10%に過ぎない。PTA制度を見直すことも重要な教育改善のように思われる。
◇ 現在学校給食センターは、週米飯3回、パン2回となっているが、週5回の完全米飯給食にしたらどうか。
◆ パンの方が栄養価は高い部分が多いが、米飯のメリットは地産地消で益田産のご飯が食べられる。さらに健康面、自給自足の経済面、地域の食文化の継承という教育効果面がある。今後の課題として、学校・保護者・市民及び業者の意見等を聞き検討したい。
◎ 米も小麦も精米と小麦粉で比べれば、ほとんどカロリーに差がない。一方単価的にも大差はないが、比較するなら小麦粉の方が多少は安いと言える。市長からパンの方が栄養価は高いなど、業者を刺激するような発言はいかがなものか。パンはパンで学校給食数十年の歴史があり、市内の業者が供給している。自炊もした事が無い市長や議員と真剣に協議する問題ではない。専門家に任せて口出ししない方がよかろう。
【総 評】
何時ものことだが、何の脈絡もないことをダラダラ質問しているようだが、全体を通じて「市長のヨイショ質問」ということは一貫しているから市長も丁寧に答弁している。
教育方針に関して、「学力が上がらない現実を見たとき、何が問題なのか」と質問している。これに対して「議員は政務調査費をもらっているのだから、自分で調査したらどうか」とでも答えれば面白かったのに・・・。
by nakayama-yutaka
| 2012-06-06 00:57
| 益田市議会
|
Comments(0)