2011年 02月 02日
訴訟 |
その(5)
写真上は、1/31津和野町民センターで記者会見する斉藤建築代表・下請け業者らと道信俊昭町議
下は、完成間じかの感染症外来施設と下森津和野町長の議会答弁
よか飯を食ったのは誰か
石川設計事務所に払った当初の設計料は実設計と工事監理費含めて83万3千円だった。しかし、工事場所変更に伴う変更設計料は132万5千円となっている。本設計より変更設計のほうが高い。
なお、9月の定例議会の質問で「こんなに再三設計変更したら大変な設計料になるのではないか」の問いに、下森町長は「石川設計さんは町の依頼の設計には献身的にやってもらって、全てボランティアでやってもらっている」と答弁している。
だが、12月の補正予算で4~9月までの変更設計料が、なんと132万5千円も提出され、議会はこれを承認した。町長の詭弁も相当なものだが、議員はほとんど健忘症か認知症にかかっているようだ。「騙すより騙される者の方が善人だ」とする諺もあるが、これでは何のための議会か(議会とは何かは後で記述する)。
下森町長は町民目線での行政というが、この答弁は町民を愚弄したものであり欺瞞の域を超をはるかに越えたものだ。こんなことを黙認する町民はいないだろう。
「変更設計料について、どうなっているのか。傍聴にも行った、さらにCATVの放映も見た。これでは我々町民を騙したことになるではないか」、と激怒・叱咤した電話をもらった。議員より町民のほうが賢人だと感じた。
町長発言が正しいなら、石川設計に払った132万5千円を返還させ、町長発言が詭弁で、その場限りの発言であるならば、議会軽視もはなはだしい。議員は分からなかったのだから陳謝しなくても良いが、町民には「町長の責任により代弁します」と謝るべきだ。
そして、このような話が、問題視されないのは実に不思議ではないか。町と石川設計事務所の癒着も疑いたくなる。
補助事業なのだから、大幅に設計本体が変わるはずがない。議会は、どこどのように設計変更されたのか、その変更が補正予算額に見合うものなのかを検証したのか。
設計業者には建設予定地の変更によって生じた経費は負担して、同じように予定地の変更によって、従業員の給与を支払い、下請け業者に遅延損害金を支払い、資機材の購入費やリース料を支払わなければならない受注者には、弁護士まで雇って「支払う義務はない」と強弁するのはなぜなのか、きちんと検証すべきではないのか。石川設計と町との業務委託契約と建設業者と町との建築請負契約とどう違うのか。検証すべきことは少なくないのだが、議会にそのような動きはない。
ここまでくれば、町長も町長職を賭して問題解決に努めるべきだ。
また、山本弁護士には45万円を支払い、感染症病棟建設工事に関して、無駄な金が177万5千円町民の血税から捻出されている。
しかし、工事担当者の斉藤建築に支払うべき補償金は未だ1円も払われていない。斉藤建設は下請け業者に対して年末に借り入れを起こして135万円を支払っている。
本末転倒もよいところで、下森町長は政治手腕のなさに加えて行政法務の認識すらないどころか、常識が欠落している。
設計業務は、入札執行においても効率の良い落札率を堅持している。入札結果を見ても建築工事の落札率は85%で推移しているが、設計業務は95%以上が普通になっている。この際、設計業務の落札状況も精査する必要があるのではないか。
次回は「議会とは何か」を記述する。
写真上は、1/31津和野町民センターで記者会見する斉藤建築代表・下請け業者らと道信俊昭町議
下は、完成間じかの感染症外来施設と下森津和野町長の議会答弁
よか飯を食ったのは誰か
石川設計事務所に払った当初の設計料は実設計と工事監理費含めて83万3千円だった。しかし、工事場所変更に伴う変更設計料は132万5千円となっている。本設計より変更設計のほうが高い。
なお、9月の定例議会の質問で「こんなに再三設計変更したら大変な設計料になるのではないか」の問いに、下森町長は「石川設計さんは町の依頼の設計には献身的にやってもらって、全てボランティアでやってもらっている」と答弁している。
だが、12月の補正予算で4~9月までの変更設計料が、なんと132万5千円も提出され、議会はこれを承認した。町長の詭弁も相当なものだが、議員はほとんど健忘症か認知症にかかっているようだ。「騙すより騙される者の方が善人だ」とする諺もあるが、これでは何のための議会か(議会とは何かは後で記述する)。
下森町長は町民目線での行政というが、この答弁は町民を愚弄したものであり欺瞞の域を超をはるかに越えたものだ。こんなことを黙認する町民はいないだろう。
「変更設計料について、どうなっているのか。傍聴にも行った、さらにCATVの放映も見た。これでは我々町民を騙したことになるではないか」、と激怒・叱咤した電話をもらった。議員より町民のほうが賢人だと感じた。
町長発言が正しいなら、石川設計に払った132万5千円を返還させ、町長発言が詭弁で、その場限りの発言であるならば、議会軽視もはなはだしい。議員は分からなかったのだから陳謝しなくても良いが、町民には「町長の責任により代弁します」と謝るべきだ。
そして、このような話が、問題視されないのは実に不思議ではないか。町と石川設計事務所の癒着も疑いたくなる。
補助事業なのだから、大幅に設計本体が変わるはずがない。議会は、どこどのように設計変更されたのか、その変更が補正予算額に見合うものなのかを検証したのか。
設計業者には建設予定地の変更によって生じた経費は負担して、同じように予定地の変更によって、従業員の給与を支払い、下請け業者に遅延損害金を支払い、資機材の購入費やリース料を支払わなければならない受注者には、弁護士まで雇って「支払う義務はない」と強弁するのはなぜなのか、きちんと検証すべきではないのか。石川設計と町との業務委託契約と建設業者と町との建築請負契約とどう違うのか。検証すべきことは少なくないのだが、議会にそのような動きはない。
ここまでくれば、町長も町長職を賭して問題解決に努めるべきだ。
また、山本弁護士には45万円を支払い、感染症病棟建設工事に関して、無駄な金が177万5千円町民の血税から捻出されている。
しかし、工事担当者の斉藤建築に支払うべき補償金は未だ1円も払われていない。斉藤建設は下請け業者に対して年末に借り入れを起こして135万円を支払っている。
本末転倒もよいところで、下森町長は政治手腕のなさに加えて行政法務の認識すらないどころか、常識が欠落している。
設計業務は、入札執行においても効率の良い落札率を堅持している。入札結果を見ても建築工事の落札率は85%で推移しているが、設計業務は95%以上が普通になっている。この際、設計業務の落札状況も精査する必要があるのではないか。
次回は「議会とは何か」を記述する。
by nakayama-yutaka
| 2011-02-02 00:56
| 津和野町政
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