2011年 01月 06日
県議選 |
田原氏の進退が気になる平谷氏
引退声明も出馬表明も水面下!?
統一地方選挙は4月1日の告示まで3ヶ月を切った。正月休みが終わり企業の仕事始めが県議選の活動はじめとなる。
既に中盤戦にかかった。益田市区で出馬を決意している平谷昭氏(益田市議)は主だった動きを見せず、只ひたすらに現職県議・田原正居氏の引退声明を待っている感がする。
共産党は江津市からの候補擁立は断念。県西部は益田市を重点地区に指定し、新人候補擁立の人選に入った。田原氏が引退しようが再出馬しようが無投票の棚ぼた当選はなくなった。
平谷氏が田原氏の動向に何故これまで慎重な態度を示すのか理解できない有権者もいようが、田原氏が初陣を飾った先の県議選で、平谷氏は積極的に旧同盟系の労働者票を集め貢献した。
革新票を自民党に持っていくのは全国では例がないが、島根県では珍しいことではない。「島根方式」として前例がある。旧社会党を弱体組織と判断し、自民党はその票の獲得を模索した。要するに、田原氏が引退するなら、今度は田原氏は自民党系の票を束ねて平谷氏に恩返しということになる。田原票は自民党公認の田中八洲男・中島謙二両現職県議には流れないというのが選挙通の常識だ。
更に田原氏の後継者と自負する波田英機市議や寺井良徳市議を県議候補に擁立しようとする同胞議員も居るが実現の可能性は薄い。また連合の山根哲朗市議も万一平谷氏に事故がある場合はその後釜候補としての存在感をアピールしている。
昨春から同胞議員らと出馬の環境整備を進めていた野村良二市議は、県議は無理だから市議に再出馬と腹の中を覗かれては、今夏の市議選は危ういと見るや昨年内に本人の後援会報を配布した。何でこの時期に再出馬表明かと常識を疑う動向が目につく。
現職県議も今回の統一地方選挙は侮れない。何といっても自民党は野党だ。野党での選挙は初めての経験である。政権民主党も駄目、野党自民党も昔の夢とあっては有権者の期待を負託できる要素が何もないのは同じだ。今のところ、この国の安定的な成長を望むのなら、現実的は部分連合か政党再編しかないのだが、最近は腹のすわった政治家がいない。
昇り竜、日の出の勢いは「みんなの党」くらいで解散総選挙になれば当然頭角を現す。現職も新人も「みんなの党」に鞍替えして出馬する方が得策かもしれない。
鹿足郡区の新人は、目下休止中!
鹿足郡区の新人予定候補・川田剛氏(津和野町議)の出馬表明は未だない。
現職の中村県議は3期連続無投票で4選に向かって自営固めに奔走。先月には土木建設業者や県職員を繰り出し国道の清掃のパフォーマンス。同日動員した110名も同氏が開催した県政報告会に参集。余裕のある中盤戦を謳歌している。
しかし、他の町民はこうした「地域貢献」には無頓着のようだ。誰が出ても同じだろうと冷めた目で見ているが、3期も務めて何の結果の出せない県議を抱えていては、人口流出が県内トップの津和野町の行く末も思いやられるのだが・・・
by nakayama-yutaka
| 2011-01-06 00:59
| 県議選
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