2010年 08月 26日
指名停止 |
堀建設と中国地方整備局の葛藤は2ヶ月の行政処分
中国地方整備局は24日津和野町の堀建設株式会社を2ヶ月間の指名停止処分を発表した。発注者の中国地方整備局の設計ミスだろうとする情報が飛び交う中、発注者の工事完了検査をパスさせていることから、発注者側にも責任があり「傷の舐め合い」で指名停止は無いとの情報もあったが、中国地方整備局は堀建設の粗雑工事施工として処分を発表した。具体の内容は下記のとおりである。
粗雑工事に伴う費用の負担は
国土交通省が記者クラブに提出した資料によると、国道9号直地(ただち)防災、野広(のびろ)2号橋の施工不具合に伴う費用(工事費及び設計費)の負担等については、請負者(堀建設株式会社)が全額負担する。
なお、現在この施工不具合による影響のため、他の施工者の工事を一時中止している。この、一時中止に伴い必要となる費用についても、請負者(堀建設株式会社)に全額負担させる。
これを受けて現在、引き続き請負者に対する措置についても検討をしている。
◆施工不具合の内容
野広2号橋の施工された橋台と橋脚が、請負者の水準高さ(標高)の測量ミスで計画標高より約38㌢低く施工されていた。
◆施工不具合の対応
施工された橋台、橋脚は安全性には問題なく使用できることから、野広2号橋と、その前後に接続する道路部分を含め延長480㍍の間を最大約38㌢低くする計画に変更した。
◆その他
この道路計画の変更により、野広2号橋の計画標高は、約38㌢低くなるが、洪水により津和野川の水位が上昇しても、安全な高さが確保されている。と発表した。
by nakayama-yutaka
| 2010-08-26 00:41
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