2010年 04月 23日
町議選 |
選挙と競馬用語の類似点
選挙とは、一般的には、一定の組織または集団にあって、投票など定められた手続に従い、代表もしくは特定のポストにつく人を選出することをいう。
選挙は、政治の場に限定しても、さまざまな機能をもつ。すなわち、住民の側からいうと、選挙は代表選出ならびに政治的指導者創出の過程であるとともに、それぞれの候補者が掲げる政策の選択過程でもある。そしてそれはまた同時に、それまで政党や政治家がなしてきたことへの審判の機会であり、さらに政治と民意のずれを正す機会でもある。
他方、候補者の側からみれば、選挙は当選を目ざしての集票過程であり、それは同時に権力掌握への過程でもある。そして候補者にとって、選挙はそれぞれが訴える政策の正当化、権力掌握の正当化の過程でもある。さらに議会選挙に限定して別の角度からとらえるなら、選挙は社会における諸利害の対立を議会内の各派の対立に置き換える過程ともいいうる。
しかしながら、選挙用語は競馬用語に置き換えられて表現されることが多い。一馬身リード、逃げ切った、追い上げが急などはその代表的なもので、選挙も競馬もギャンブル性が伴うと考えられるだろう。
■あおる(準備不足で選挙に出馬)
発走の直前やゲートの開いた瞬間にゲート内で立ち上がったりして前肢を上げた状態で発走すること。出遅れるため不利となります。
■息を入れる(中日に運動員に休息を取らす)
道中のペースを落としてスタミナを温存し、ラストスパートに備えることを言います。
■イレ込む(後援会が候補に期待しすぎて候補がビビる)
レースの前に興奮して、落ち着かない状態。この状態は体力を消耗してしまうので、レース中に本来の実力を発揮できない場合が多い。
■追い切り(追い込みが急)
開催日直前の調教のことを言います。開催に備えて、馬の状態を良化させるためにレースの3、4日前に十分に調教で追い切ることから、この言葉が使われています。
■折り合い(後援会との不仲)
騎手と馬の呼吸の調和のことをいます。人馬の呼吸がうまく合致しているときは、ピッタリと折り合うなどといいます。
■変わり身(革新系が保守から、その逆も)
休養明けを一度叩かれた馬が、次のレースで好走を見せた場合などに使われます。
■脚質(候補者の性格など)
逃げ、先行、差し、追い込みなど、馬が得意とする走り方。
■クラシックレース(高齢者がこぞって立候補すること)
桜花賞、皐月勝、優駿牝馬(オークス)、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞の総称です。これらのレースは3歳馬のみが出走します。
■血統登録(二代目世襲候補)
生まれてきた仔馬について、母馬に種付けをした父馬を確認し、品種、血統を登録し、毛色や特徴を記録すること。
■気配(当選しそうなムード)
馬の動きや仕上がり度合い、気合が入っているかどうかなど、あらゆる面を総合して観察した雰囲気。
■降着(選挙違反で失格)
走行妨害を受けたすぐ後の着順に置くこと。ちなみに被害を受けた馬が、加害馬よりも先着した場合、着順は変わりません。被害を受けた馬が、競走を中止した場合、加害馬は失格となります。
■差し馬(終盤追い上げ)
4コーナーから直線にかけて、中団以下から好位に上がり、先行している馬たちを交わすレースをする馬のことを言います。
■仕掛ける(戦術悪だくみ、金品贈与、入札工作約束)
レース中、いよいよ勝負どころと判断した騎手が、馬に気合を入れてスパートすること。調教でも、馬なりでまわってきてゴール手前で軽く気合をつけることを仕掛けると言います。
■審議(開票所の立会人)
裁決委員が競走中に走行妨害の可能性がある判断した場合、落馬、蹉跌、競走中止などで他馬との因果関係を明確に判断することが困難な場合、走行妨害の申し立てがあった場合、また競走後の検量により着順変更の可能性があると認めた場合に、着順掲示板に「審」の文字と青ランプが点灯します。
■新馬戦(新人候補)
デビュー戦のことを言います。新馬戦に勝てば次のクラスへ進み、勝てなかった馬は未勝利戦で戦うことになります。
■せん馬(高齢者候補)
去勢された馬のことを言います。競走能力はありますが非常に気が悪く、反抗的で成績の上がらない牡馬は、去勢すると性質も従順になって成績も上がることがあります。
■前日発売(期日前投票)
通常、日曜日に行われるレースの勝馬投票券を前日の土曜日から発売すること。
■ダークホース(落選予想候補の善戦)
本来は能力のよく分からない馬という意味ですが、あわよく勝てば好配当間違いなしという馬、つまり穴馬。競馬用語でありながら現在は競馬場で使われるよりも、一般用語として(とくに選挙などで)よく使われている。
■地方上がり(田舎者候補)
地方競馬から中央競馬に転籍してきた馬のことを言います。
■着差(票差)
先に入線した馬の鼻先と次に入線した馬の鼻先の間隔で、ハナ、アタマ、クビ、それ以上は馬身単位で表示しますが、10馬身以上の場合は大差と表示されます。
■着順(当選順序)
ゴールへの到達順位です。これは馬の鼻先(鼻端)が基準となっており、足などが先に出ても順位には関係ありません。
■二走ボケ(落選候補が次に善戦する)
休養明けを好走して人気になった馬が二走めで凡走すること。
■パドック(選挙事務所)
各競馬場では、発走前に当該レースに出走する馬をの状態を観察できる場所。
■馬齢(候補者年齢)
馬の年齢のこと。
■本命馬(当選確実候補)
そのレースでもっとも期待されている馬のこと。競馬新聞などでは◎などで表現されています。
■無印(当選が見込まれない候補)
一般スポーツ紙や競馬専門紙等で、各社ともほとんど人気の印をついていない、ノーマークの馬のこと。
■持ちタイム(前回得票)
芝1600メートルの持ちタイムは何分何秒などといい、同じ距離(この場合は芝の1600メートル)のレースでその馬がこれまでに記録した最も速いタイムのこと。
■落馬(出馬候補が取りやめる)
レース中に騎手が落ちること。
選挙とは、一般的には、一定の組織または集団にあって、投票など定められた手続に従い、代表もしくは特定のポストにつく人を選出することをいう。
選挙は、政治の場に限定しても、さまざまな機能をもつ。すなわち、住民の側からいうと、選挙は代表選出ならびに政治的指導者創出の過程であるとともに、それぞれの候補者が掲げる政策の選択過程でもある。そしてそれはまた同時に、それまで政党や政治家がなしてきたことへの審判の機会であり、さらに政治と民意のずれを正す機会でもある。
他方、候補者の側からみれば、選挙は当選を目ざしての集票過程であり、それは同時に権力掌握への過程でもある。そして候補者にとって、選挙はそれぞれが訴える政策の正当化、権力掌握の正当化の過程でもある。さらに議会選挙に限定して別の角度からとらえるなら、選挙は社会における諸利害の対立を議会内の各派の対立に置き換える過程ともいいうる。
しかしながら、選挙用語は競馬用語に置き換えられて表現されることが多い。一馬身リード、逃げ切った、追い上げが急などはその代表的なもので、選挙も競馬もギャンブル性が伴うと考えられるだろう。
■あおる(準備不足で選挙に出馬)
発走の直前やゲートの開いた瞬間にゲート内で立ち上がったりして前肢を上げた状態で発走すること。出遅れるため不利となります。
■息を入れる(中日に運動員に休息を取らす)
道中のペースを落としてスタミナを温存し、ラストスパートに備えることを言います。
■イレ込む(後援会が候補に期待しすぎて候補がビビる)
レースの前に興奮して、落ち着かない状態。この状態は体力を消耗してしまうので、レース中に本来の実力を発揮できない場合が多い。
■追い切り(追い込みが急)
開催日直前の調教のことを言います。開催に備えて、馬の状態を良化させるためにレースの3、4日前に十分に調教で追い切ることから、この言葉が使われています。
■折り合い(後援会との不仲)
騎手と馬の呼吸の調和のことをいます。人馬の呼吸がうまく合致しているときは、ピッタリと折り合うなどといいます。
■変わり身(革新系が保守から、その逆も)
休養明けを一度叩かれた馬が、次のレースで好走を見せた場合などに使われます。
■脚質(候補者の性格など)
逃げ、先行、差し、追い込みなど、馬が得意とする走り方。
■クラシックレース(高齢者がこぞって立候補すること)
桜花賞、皐月勝、優駿牝馬(オークス)、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞の総称です。これらのレースは3歳馬のみが出走します。
■血統登録(二代目世襲候補)
生まれてきた仔馬について、母馬に種付けをした父馬を確認し、品種、血統を登録し、毛色や特徴を記録すること。
■気配(当選しそうなムード)
馬の動きや仕上がり度合い、気合が入っているかどうかなど、あらゆる面を総合して観察した雰囲気。
■降着(選挙違反で失格)
走行妨害を受けたすぐ後の着順に置くこと。ちなみに被害を受けた馬が、加害馬よりも先着した場合、着順は変わりません。被害を受けた馬が、競走を中止した場合、加害馬は失格となります。
■差し馬(終盤追い上げ)
4コーナーから直線にかけて、中団以下から好位に上がり、先行している馬たちを交わすレースをする馬のことを言います。
■仕掛ける(戦術悪だくみ、金品贈与、入札工作約束)
レース中、いよいよ勝負どころと判断した騎手が、馬に気合を入れてスパートすること。調教でも、馬なりでまわってきてゴール手前で軽く気合をつけることを仕掛けると言います。
■審議(開票所の立会人)
裁決委員が競走中に走行妨害の可能性がある判断した場合、落馬、蹉跌、競走中止などで他馬との因果関係を明確に判断することが困難な場合、走行妨害の申し立てがあった場合、また競走後の検量により着順変更の可能性があると認めた場合に、着順掲示板に「審」の文字と青ランプが点灯します。
■新馬戦(新人候補)
デビュー戦のことを言います。新馬戦に勝てば次のクラスへ進み、勝てなかった馬は未勝利戦で戦うことになります。
■せん馬(高齢者候補)
去勢された馬のことを言います。競走能力はありますが非常に気が悪く、反抗的で成績の上がらない牡馬は、去勢すると性質も従順になって成績も上がることがあります。
■前日発売(期日前投票)
通常、日曜日に行われるレースの勝馬投票券を前日の土曜日から発売すること。
■ダークホース(落選予想候補の善戦)
本来は能力のよく分からない馬という意味ですが、あわよく勝てば好配当間違いなしという馬、つまり穴馬。競馬用語でありながら現在は競馬場で使われるよりも、一般用語として(とくに選挙などで)よく使われている。
■地方上がり(田舎者候補)
地方競馬から中央競馬に転籍してきた馬のことを言います。
■着差(票差)
先に入線した馬の鼻先と次に入線した馬の鼻先の間隔で、ハナ、アタマ、クビ、それ以上は馬身単位で表示しますが、10馬身以上の場合は大差と表示されます。
■着順(当選順序)
ゴールへの到達順位です。これは馬の鼻先(鼻端)が基準となっており、足などが先に出ても順位には関係ありません。
■二走ボケ(落選候補が次に善戦する)
休養明けを好走して人気になった馬が二走めで凡走すること。
■パドック(選挙事務所)
各競馬場では、発走前に当該レースに出走する馬をの状態を観察できる場所。
■馬齢(候補者年齢)
馬の年齢のこと。
■本命馬(当選確実候補)
そのレースでもっとも期待されている馬のこと。競馬新聞などでは◎などで表現されています。
■無印(当選が見込まれない候補)
一般スポーツ紙や競馬専門紙等で、各社ともほとんど人気の印をついていない、ノーマークの馬のこと。
■持ちタイム(前回得票)
芝1600メートルの持ちタイムは何分何秒などといい、同じ距離(この場合は芝の1600メートル)のレースでその馬がこれまでに記録した最も速いタイムのこと。
■落馬(出馬候補が取りやめる)
レース中に騎手が落ちること。
by nakayama-yutaka
| 2010-04-23 00:58
| 津和野町議会
|
Comments(1)
Commented
by
一町民 5
at 2010-04-23 15:49
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この度の選挙を見ているとなんか空しく思えてきました。 どこかで聞いたのですが、「選挙運動は就職活動」と考えを変えてみるとなんかバカバカしい。 候補者の名前ばかりを連呼して回っている。 政策とかビジョンを語っている人もいるのでしょうが、でもなんかバカバカしい。 威張りたい?自分に都合がいい?何もしなくてもいい給料がもらえる?皆から先生と言われたい?等々それこそ自分の利益のためだけに選挙をしているようにように思えます。 一般有権者と直接に手を触れたくない、自分の悪い所を隠したいがため、白い手袋で隠しているように思えてきました。
そもそも何で議員さんを先生と呼ばないといけないのか。 逆に自分に都合の良い就職活動に貢献してくれた有権者に頭を下げないといけないのでは? 分からない。
そもそも何で議員さんを先生と呼ばないといけないのか。 逆に自分に都合の良い就職活動に貢献してくれた有権者に頭を下げないといけないのでは? 分からない。
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