2009年 08月 20日
衆議院選挙公示 |
切れ味の悪い「伝家の宝刀」
ようやく第45回衆議院議員総選挙が公示された。とても解散総選挙とは言い難い「事実上の任期満了選挙」となってしまった。伝家の宝刀を抜く抜くぞと言いながら引っ張った挙句、結局は公明党の要請を受けて都議選との重複を避けた格好の間の抜けた解散となった。
麻生首相にしてみれば、「とりえあえず解散はしたぞ!」と意気込んでいるが、劣勢が確実視されている自民党議員にしてみれば、ダラダラと引っ張られてお金を使わされた上に落選したのでは目も当てられない、といったところだろう。
とりあえず当選すれば、いくらか昔「口利き」した企業からの回収も可能だろうが、落ちてしまえば誰も見向きもしないのが常道で、次期総選挙のころには政界再編も進んでおり、座る椅子もなくなっている「タダの人」も多いのではないか。
ところで、今までネット上の選挙関連のサイトだけで全国の選挙状況を確認していたのだが、『週刊現代』の8月1日号を見て驚いた。
全選挙区当落予想は、自民78議席、民主332議席〉と大胆に予測している。解散前の議席数は、自民304、民主112だから、惨敗どころの騒ぎではない。
その後、8月15日の週刊現代の予測では、かなり自民党が盛り返しているところを見ると、部数を伸ばすための見出しの販促記事だったのか、もしくは自民党筋からの取引だったのか、8月1日号が全国の土建屋の尻をひっぱたく材料となったのかもしれない。
しかし、先の都議選でも比較的正確な数字を予測したウエブサイトは、それでも「政権交代」はほぼ間違いないという見方をしている。しかし、山陰両県の自民党議員は、どちらかが選挙区で落選しても、間違いなく比例での復活は可能だから、山陰両県の土建屋はそう落ち込む必要はなさそうだ。
とは言え、島根県西部の土建屋は「逆臣青木幹夫」がいる限り、利権のおこぼれは、ほんの一握りの土建屋にしかいかないし、大半は斐川町から東にしかいかないのだから、そう熱くなることもないだろう。
そう言えば、最初から違法な黒いベールに包まれたCATVの話も、その筋から出たという噂もある。政権が交代した後に、その全貌が明らかになるかもしれないが、どうだろう。
ともかく、地元にとってみれば、政権が交代しようがすまいがどちらでも構わない。とりあえず、まじめに働く者がそれなりの評価を受け、それなりの生活を守ってくれる政党であればどちらでもよいのだ。理不尽な利権政治だけは一旦終わりにしたい、というのが本音だろう。
ようやく第45回衆議院議員総選挙が公示された。とても解散総選挙とは言い難い「事実上の任期満了選挙」となってしまった。伝家の宝刀を抜く抜くぞと言いながら引っ張った挙句、結局は公明党の要請を受けて都議選との重複を避けた格好の間の抜けた解散となった。
麻生首相にしてみれば、「とりえあえず解散はしたぞ!」と意気込んでいるが、劣勢が確実視されている自民党議員にしてみれば、ダラダラと引っ張られてお金を使わされた上に落選したのでは目も当てられない、といったところだろう。
とりあえず当選すれば、いくらか昔「口利き」した企業からの回収も可能だろうが、落ちてしまえば誰も見向きもしないのが常道で、次期総選挙のころには政界再編も進んでおり、座る椅子もなくなっている「タダの人」も多いのではないか。
ところで、今までネット上の選挙関連のサイトだけで全国の選挙状況を確認していたのだが、『週刊現代』の8月1日号を見て驚いた。
全選挙区当落予想は、自民78議席、民主332議席〉と大胆に予測している。解散前の議席数は、自民304、民主112だから、惨敗どころの騒ぎではない。
その後、8月15日の週刊現代の予測では、かなり自民党が盛り返しているところを見ると、部数を伸ばすための見出しの販促記事だったのか、もしくは自民党筋からの取引だったのか、8月1日号が全国の土建屋の尻をひっぱたく材料となったのかもしれない。
しかし、先の都議選でも比較的正確な数字を予測したウエブサイトは、それでも「政権交代」はほぼ間違いないという見方をしている。しかし、山陰両県の自民党議員は、どちらかが選挙区で落選しても、間違いなく比例での復活は可能だから、山陰両県の土建屋はそう落ち込む必要はなさそうだ。
とは言え、島根県西部の土建屋は「逆臣青木幹夫」がいる限り、利権のおこぼれは、ほんの一握りの土建屋にしかいかないし、大半は斐川町から東にしかいかないのだから、そう熱くなることもないだろう。
そう言えば、最初から違法な黒いベールに包まれたCATVの話も、その筋から出たという噂もある。政権が交代した後に、その全貌が明らかになるかもしれないが、どうだろう。
ともかく、地元にとってみれば、政権が交代しようがすまいがどちらでも構わない。とりあえず、まじめに働く者がそれなりの評価を受け、それなりの生活を守ってくれる政党であればどちらでもよいのだ。理不尽な利権政治だけは一旦終わりにしたい、というのが本音だろう。
by nakayama-yutaka
| 2009-08-20 01:12
| ノンカテゴリ
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